世界遺産の古寺でも撮影…京都の美しさあふれる「京都発バンド」のMVが話題 海外からもコメント殺到

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 京都発の男性バンド「Qyoto(キョウト)」が、京都の古寺で撮影したミュージックビデオ(MV)の公開を続けています。庭園の造形美や伝統的な寺院建築の美しさを捉えたビデオに、外国からのアクセスが急増。メンバーらは「ビデオを通じて京都の四季の魅力を伝えていければ」と語ります。

 Qyotoは、2016年に6人で結成したバンド。世界的に知られる「Kyoto(京都)」にあやかり「Qyoto」にしたといいます。新型コロナウイルス感染拡大でライブ活動に制約が出たことから、京都の美しい風景を通じてQyotoの音楽を知ってもらおうと、メジャーデビュー曲「太陽もひとりぼっち」のミュージックビデオを古寺で撮影し続けています。

 第1弾として8月に公開したビデオは、東福寺塔頭(たっちゅう)の光明院(京都市東山区)と妙心寺塔頭の天球院(右京区)で撮影。豪華なふすま絵や寺院独特の火灯窓などを背景に、ボーカルの中園勇樹さん(23)が歌う様子が収められています。このビデオはすでに24万回以上再生されました。コメント欄には外国語を中心に約300件の書き込みが並んでいます。

 10月中旬に公開された第2弾のビデオは、世界遺産の天龍寺塔頭の宝厳院(京都市右京区)と近くの渡月橋で撮影を行いました。

 宝厳院境内の青モミジが美しい庭で中園さんが朱色の和傘を差して歩く様子や、こけむす石、瓦の曲線が美しい本堂などが撮影されています。このビデオの再生回数も、すでに28万回を突破しています。

 所属事務所によると、今後も京都の寺院で撮影を重ねる予定で、第3弾は年内にも公開予定だそうです。

 中園さんは「ミュージックビデオを通じて京都の素晴らしさを体感し、Qyotoというバンドも知ってほしい」と語ります。

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