YouTube…子どもにどれくらい見せていますか「毎日1時間半」「土日は6時間」コロナ禍とはいえ、うちは見せすぎ?

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YouTubeといえば、大人はもちろんのこと、今や子どもでも馴染みのある存在です。最近は子ども向けのコンテンツも多く、早い子では1歳頃にはすでに動画を楽しんでいるケースもあるようです。とはいえ「YouTubeの見すぎ」はママとしては気になる問題。みなさんのご家庭ではどれくらいの時間、閲覧を許可しているのでしょうか。もしかしたら「我が家って見せすぎ」だったりするのでしょうか…?

テレビの代わりにYoutubeを見るように

日頃から子どもにYouTubeを見せているママは非常に多いようで、筆者の周辺の3~12歳のママたちに話を聞いてみると、全員が週に1回以上見せているとのことでした。具体的にどのようなときに見せているのか、何を見ているのか、などを聞いてみたところ、以下のような回答がありましたのでご紹介します。

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▽32歳・子ども8歳

YouTubeはここ半年ほどで見るようになりました。それ以前は、つけっぱなしにしていたテレビを見ていたのですが、今では代わりにタブレットを取り出してYouTubeを見るように。お手伝いや宿題、身の回りのことなどを全て済ませてヒマになった途端にYouTubeタイムになってしまいます。他のことで時間を潰してほしいなと思うのですが、私自身にも家事や学校の書類に目を通すなどやることが多くて相手をしていられません。結局YouTube頼みになっているような状況です…。

▽41歳・子ども10歳、7歳

お風呂や夕食を全て済ませて、あとは寝るだけの状態になったらYouTubeを見ていいよ、というルールにしています。とはいえ、19時ごろには歯磨きまで全て済んでしまうので、結果的には20時半頃までダラダラと長時間視聴しているような状況です。YouTubeでは、有名ユーチューバーのユニークな企画を見ていたり、音楽のミュージックビデオを見ているようですが、毎日1時間半近くも見せ続けることはどうなのだろうか…とちょっと悩んでいます。

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YouTubeはコンテンツが多いうえに、テレビとは異なり自分で興味のあるチャンネルを選べるので、飽きずに見られる点がメリットです。

しかし、ふと気が付くと視聴時間が1日数時間に及ぶこともあるようで、多くのママの悩みの種となっていました。筆者の子どももお笑い芸人が出演するゲームの実況動画にハマり、暇さえあればタブレットで見ているような状況です。

休日は6時間以上見ている家庭も!

今回、ママたちに話を聞いてみたところ、学校や園がお休みである土日祝日は、6時間以上見せているケースも目立ちました。

とくに、近年はコロナ禍でもあるので、外出は難しい状況。おうち時間の過ごし方として、仕方なくYouTubeを許可しているママも少なくありません。

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▽39歳・子ども8歳

土曜日や日曜日は、長いときには6時間以上見ていたことがありました…。朝食を済ませたら昼食までYouTube、昼食が済んだら夕方までYouTubeといった状況で、ほぼ1日中YouTubeを見ていることもあります。本当は外で遊んだり、お友達と過ごしたりしてほしいのですが、真夏に屋外で遊ぶのは厳しいのと、コロナ禍が深刻になっている今、お友達と家を行き来するのは抵抗があるのが本音。とはいえ、家にいても何もやることがないので、結局YouTubeに落ち着いてしまいます。 

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ママとしては、子どもにはもっと充実した時間を過ごしてほしいのが正直な気持ちです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が急激に深刻化していることと、猛暑日が続いていることで、できる範囲は限られてしまうのが現状のようです。

YouTube視聴時間1日20分程度のケース

YouTubeを長時間見せている家庭がある一方で、意外にも短時間の視聴でとどまっているという家庭もいくつか見られました。

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▽39歳・子ども8歳、6歳

子どもはほぼ毎日YouTubeを見ているのですが、平均すると1日10~20分程度しか視聴していないと思います。なるべくYouTubeやゲームに頼らなくても済むよう、実は電子ピアノを買ったり、ボードゲームを買ったりと他のことで時間を潰せるようにしてみたんです。コロナ禍で旅行に行けなかった分、お金を家で遊べるものに使ってみました。その甲斐があってか、YouTubeなどをしているよりも、兄弟でパーティーゲームを楽しんでいたり、気ままに電子ピアノを触っていたりしている時間のほうが長いです。

▽34歳・子ども7歳 

「放っておくとYouTubeに夢中になってしまうので、我が家では常にリビングに大量の工作グッズを置いておくようにして、YouTubeの視聴時間を減らす工夫をしています。トイレットペーパーの芯やインスタントコーヒーの空きビン、お菓子の箱など、日頃から材料になるものを集めておき、リビングの専用BOXにポンポンため込んでいます。子どもはもともと工作が好きなので、このスタイルを取り入れてからはYouTubeの時間がぐっと減少しました。ときどき工作をしながらYouTubeを見ますが、結局工作に夢中になっていることのほうが多いです。

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子どもとYouTubeの距離を広げるために、ママがいろいろな工夫を取り入れている様子が見られます。

「YouTubeよりも夢中になれるもの」に出会えることが大前提ですが、子どもの性格と照らし合わせながら、頭や手を動かすものを増やしてみるといいかもしれません。

子どもの「YouTube見すぎ」を防ぐには?

「子どもにYouTubeを見せるとずーっと見続けている」と悩むママは多いです。そんなときには、ぜひ端末の設定から制限をかけてみてはいかがでしょうか。iPhoneであれば、スクリーンタイムの設定で「1日何時間以上は使用できない」と端末の使用を制限できます。無理やり取り上げるよりも、子どもが諦めやすいのでおすすめです。

また、子どもが癇癪を起すかも…と不安な場合は、正直に「制限をかけた」と話さずに、「最近のスマホは使い過ぎると使えなくなる」と説明するのもいいでしょう。お子さんの性格に合わせた対応を考えられるといいですね。

ママが忙しいとき、子どもが暇そうなときなど、YouTubeはちょっとした時間潰しになるので便利です。しかし、使い過ぎは子供に悪影響を及ぼすので注意が必要。「我が家はYouTubeを見すぎかも?」と心当たりがあるママは、これを機にYouTubeとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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