コロナ禍で健康意識に変化?「酔いすぎたくない」微アル市場に熱視線 アサヒのビアリーに続きサッポロも新商品で参入

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アルコール度数1%未満という新ジャンル「微アルコール」市場が活況を呈している。関係者によると、背景にはコロナ禍による社会環境の変化で「酔いすぎたくない」ニーズが高まっているトレンドがあるとみられ、アサヒビールが今年3月に「BEERY(ビアリー)」を発売して先鞭をつけたこの分野に、サッポロビールも今月14日、「The DRAFTY(ザ・ドラフティ)」で参戦。ノンアル市場も引き続き好調といい、低アル・ノンアルに今後ますます注目が集まりそうだ。

アサヒビールはビール由来原料ならではの麦のうまみとコクを実現した「ビアリー」と、フルーティーで華やかな香りが感じられる「ビアリー 香るクラフト」を販売中。アルコール度数はいずれも0.5%で、料理や読書、ゲーム、SNSなど「好きなことを楽しみながら自分のペースで飲める」ことを謳う。同社はハイボールの微アル商品も9月28日に発売予定。

一方「『ビール好き』への新しい選択肢」を掲げるサッポロビールの「ザ・ドラフティ」は、「本当はビールを気兼ねなく楽しみたい」人をターゲットに据える。麦芽100%生ビールを原料とする製法により、ビール由来の自然な香や麦のうまみが感じられる味わいに仕上げているという。アルコール度数は0.7%。

コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、アルコールに対する意識にも大きな変化が生まれている。特に「健康志向」と「家での時間を充実させたい」という意識の高まりは大きいといい、各社が微アルの可能性に熱い視線を送っていることが窺える。

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