イラストレーター・ヤマザキミコ@お仕事募集(@xx_mikomiko_xx)さんによる、「すずめ村みたらし団子を作ったから見て」というかわいいツイートが話題です。
まん丸なすずめたちが木の枝にみっちりと並ぶ様子を再現した、手作りのみたらし団子がなんともキュート! リプ欄にも「かわいいでちゅん!」「のわー!可愛くて食べられない」「美味しそうな照りなのに食べるのが躊躇われる」「お土産にあったら絶対買うやつ!!」などと賞賛のコメントが並びました。
「可愛い!串に乗ってるのがまたいいですね!」というコメントに対しヤマザキさんは「五平餅用の平串が売ってなかったのと、ぶっ刺すのが気が咎めたのとでこうなりました」と返しており、すずめに対する愛情がにじみ出ています。
果たしてヤマザキさんはこのかわいいすずめたちを食べることができたのでしょうか。お話を聞きました。
──ツイッターのアイコンもすずめにされていますが、昔からずっとすずめがお好きなのでしょうか?
もともと動物全般が好きで、すずめだけが特別というわけでもなかったのですが…。ツイッターを始めたばかりの頃に「何か覚えてもらいやすいアイコンを作ろう」と思い、私の出身地・仙台に縁のあるすずめのイラストを描いてアイコンにしたのが特に好きになったきっかけだったように思います。仙台ではすずめは伊達家の家紋に描かれていたり、仙台青葉まつりで「すずめ踊り」というパフォーマンスがあったりするんですよ。それ以降、絵を描くためによく観察したり生態を調べたりする機会が増え、さらに好きになりました。
──すずめのどういうところがお好きですか?
見た目や仕草が可愛いのはもちろんですけど、日本では縁起物で様々な和風のモチーフにも使われているところも良いなと思います。
──今回、すずめ村みたらしを作られたきっかけは?
私がSNS上で使っているアイコンのすずめが暮らしている村がもし日本のどこかにあったら…というような想定の遊びで、4コマまんがや日記的なイラストをときどきツイッターに上げたりしていたのですが、その延長でもし名物の食べものがあったら、実際作ったらおもしろいんじゃないかと思ったのがきっかけです。すずめっぽい色合いで素人でも作れそうなものということで、みたらし団子になりました。
──空想の世界からやってきたみたらし団子なんですね。素敵です。作り方はどんな感じなのでしょうか。
成形工程以外は普通のみたらし団子の作り方と同じです。私も今回ネットで見つけたレシピで作りました。顔は溶かしたチョコレートで描き、くちばしは団子の生地で三角形の土台を作った上にチョコを塗って黒くしました。尾羽を尖らせてサイズが揃っていればすずめっぽくかわいく見えると思います。
──夏休みに親子で作るのも楽しそうですね。「まねしてみたい!」という方にアドバイスを。
みたらしのタレは少し冷ましてから塗った方がほどよく固まって模様っぽく塗りやすいと思います。
──かわいくて食べにくかったのではないかと思いますが、どんな順番で召し上がりましたか?
すみません、普通に端から順番に食べました(笑)。モチモチとした食感で美味しかったです。
──(笑)見た目通りのモチモチ感、想像するだけで美味しそう!
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ヤマザキさんはトレーディングカードゲームや書籍などを中心に活動しているイラストレーターで、リアルで緻密なタッチから可愛らしいイラストまで幅広い作品を発表しています。すずめ関連では、LINEのスタンプやツイッターでの漫画が好評。思わず目尻が下がるかわいいすずめたちが気になる方はぜひチェックしてみてください。
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