競泳2冠の大橋悠依選手 「勝負ソックス」は出身地のゆるキャラひこにゃんの靴下だった!?

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーと200メートル個人メドレーで滋賀県彦根市出身の大橋悠依選手=イトマン東進=が日本競泳女子史上初の2冠に輝きました。地元の彦根は快挙に沸いています。ところで彦根市ってどんな街かご存じですか?

 彦根市は、滋賀県北東部にある市です。名神高速道路では彦根インターチェンジがあります。東海道新幹線だと米原駅(米原市)が最寄り駅です。

 人口は11万2035人(6月末現在、市ホームページ)で、大津市、草津市、長浜市に次いで滋賀県内では人口第4の都市です。

 安土桃山時代、地元ゆかりの武将石田三成が彦根市の佐和山に城を築きました。さらに徳川四天王の一人だった井伊直政が金亀山に城を構えて以降、井伊家が治める彦根藩35万石の城下町として彦根は栄えました。

 彦根で有名な人物といえば、幕末の大老で彦根藩主だった井伊直弼(1815~1860年)でしょう。彦根市の公園には直弼の銅像があります。

 そして、彦根の有名なキャラクターといえば「ひこにゃん」です。ひこにゃんは2代彦根藩主・井伊直孝を寺の門前で手招きし、雷雨から救ったとされる「招き猫」をモチーフにしたキャラクターで、井伊家の当主や家臣団が武具を朱色で統一した「井伊の赤備え」に由来する赤いかぶとをかぶっています。

 大橋選手もひこにゃんが好きなようで、2017年にはひこにゃんと直接会って記念品を贈られました。

 また大橋選手はひこにゃんの描かれた靴下を「勝負ソックス」として愛用しているといいます。

 さて、彦根市にはもう一人、有名なアスリートがいます。陸上男子の桐生祥秀選手です。実は桐生選手と大橋選手は同学年。中学校は隣同士で、進学した東洋大では同級生となりました。桐生選手は8月上旬の400メートルリレーに出場する可能性があります。

 彦根市出身のアスリートに期待が集まり、彦根への注目も高まりそうです。

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