知ってるようで知らない!アジサイの不思議に迫る!

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アジサイは、梅雨どきを代表する、日本原産の植物。
ところがどっこい、私たちが普段見ているアジサイの花だと思っている部分は、本当は花ではありません。今回は、知ってるようで知らない!アジサイの不思議に迫ります!


アジサイの花は?

アジサイと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、下のイラストにあるようなこんもりとしたアジサイや、ガクアジサイだと思います。あの、水色や紫、ピンクなどの部分、美しいですよね。自然に考えれば、あれが花だと思いますよね?
ところが、花ではないのです!!!


花だと思った部分は一体何?

花のように見える部分が、花ではないといわれると、びっくりしてしまいますよね。
実は、花のように見える部分は、「装飾花」といい、ガクが変化したものなんです。ガクだと知って、なんだかガクっと来た方もいらっしゃるかもしれませんね。
各地の気象台では、アジサイの開花日を観測していますが、気象台で観測しているのも、装飾花ではありません。
では、花は一体どこにあるのでしょうか。
ガクアジサイの場合は、真ん中の部分に花があります。ちなみに、ガクアジサイの「ガク」は、ガクからきているのかと思いきや、額縁のガクだそうです。花だと思った部分が「ガク」だったり、額縁の「ガク」だったり…。つれないヤツですね。

一方、こんもりとしたアジサイの花はどこにあるのでしょうか。装飾花をわけると…奥に隠れています。随分と奥ゆかしいですね。さすが日本原産。大和なでしこ!(ナデシコではなく、アジサイですけど)
この花は、装飾花に対して「真花(しんか)、真の花(しんのはな)」といいます。

気象台での観測では、標本木という決められたアジサイで、この真の花が2~3輪咲いた最初の日をアジサイの開花日としています。

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