「20年以上前に死んだはずでは?」 新宿で山一証券のロゴ入り消火器が発見され話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「山一証券!?20年以上前に死んだはずでは・・・?」

かつて日本四大証券会社の一つに数えられながらもバブル崩壊と不正会計事件の影響で1997年に自主廃業した山一証券。今、SNS上ではその山一証券のロゴ入り消火器を発見したという報告が大きな注目を集めている。

「出し入れ自由でふえるふえる」…山一証券の末路を知っている我々からするとその物悲しいそのキャッチコピー。この消火器に対し、SNSユーザー達からは

「まだ火消し中だったのか」
「中国ファンドといえば山一、山一といえば中国ファンド。」
「死んだはずだよ山一さん 生きていたとは お釈迦様でも しらぬ仏の山一さん」
「社員は悪くないんですぅぅぅ 悪いのは全て私なんですぅぅぅ でしたっけ?」
「2014年に復活しているんですよ。山一證券。これは倒産した方でしょうけど」

など数々のコメントが寄せられている。

この消火器を発見したAtsuta Extremeさん(@Atsuta__Negi)にお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):よくこんな消火器が残ってましたよね…。どちらで見かけられたものでしょうか?

Atsuta:新宿の雑居ビル1階にて発見しました。1982年に建てられたビルのようです。

中将:まだまだ山一証券が健在だった頃ですね。Atsutaさんは山一証券の倒産をリアルタイムでご存知だったのでしょうか?

Atsuta:当時小学生でしたのでどれほどの事かは理解していませんでしたが、山一証券という大企業が潰れたという事実は認識しており、また有名な例の会見がテレビで流れていたのを見ていた記憶があります。

消火器入れを発見した際も例の会見を思い出してしまい、つい懐かしさを感じてしまいました。書かれている宣伝文句に対して、自主廃業という結末を知っているからか寂しさも感じました。

中将:たしかにあれは寂しいですね…。ご投稿に対し数々のコメントが寄せられましたが、今回の反響へのご感想をお聞かせください。

Atsuta:リプライでCMソングが送られてきたり、このときの倒産で物凄く苦労したという話が流れてきたりと色々聞くことができました。良くも悪くも多くの人の記憶に色々な意味で焼き付いているのだなと感じております。

「Atsuta Extremeさん関連情報」
Twitterアカウント:https://twitter.com/Atsuta__Negi
◇ ◇

コメントにも指摘があったが山一證券は1997年に自主廃業したものの、元社員たちにより設立されたIBS証券が「IBS山一証券」として2011年にその名を継承している(さらに改称し現在は「山一證券」)。

波瀾の歴史を越えて誕生した新しい山一証券が今後も繁栄を続けてくれるよう願いたい。

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