「作詞作曲:ほうちゃん「うんこの歌」」と、愛鳥が歌う動画をTwitterに投稿したおだんごさん(@japanese_odango)。
首をふりふりリズムを取って楽しそうに鳥さんが歌い出したのは、「うんこっ♪うんこ♪うんこっこ♪」。思いも寄らない歌詞とクセになるメロディに、リプ欄には爆笑の声が殺到しました。
「男子小学生みたいw」
「何回も見てしまう」
「この着信音が欲しいです笑」
「これは歌手デビューするしか!!」
「朝からテンション上がりました(笑)」
「よきフレーズだから口ずさんでしまいそう」
「仕事で煮詰まってる時の僕みたいですね」
「嫌なことあったらこの歌思い出して頑張れそう」
飼い主のおだんごさんにたずねたところ、なんとこの歌、鳥さんが自分で勝手に作って歌い始めたオリジナル・ソングなのだそう。この衝撃のおもしろソングを披露してくれたシンガーソンライターは、ヨウム(大型のインコ)の女の子、ほうちゃん。段ボールや紙をかじったり、歌うことが大好きな6歳です。
リプライの中には、ほうちゃんが歌う『うんこの歌』に伴奏をつけたり、譜面に仕上げる方も登場しました。
「ほうちゃんにはこれまでに、『アカハナノトナカイ』と『ハッピーバースデー』と『となりのトトロ』の歌を教えましたが、歌っているうちにどんどん自己流に変わっていくんです(笑)。<真っ赤なお鼻の♪トナカイさんは~♪>の、<んは~♪>の部分がお気に入りで、いろいろな言葉の語尾に、<んは~♪>をつけて歌っています」(おだんごさん)
そんな調子で、ヨウムのほうちゃんは、どんどん自作曲を歌い始めたと言います。
「つい最近、勝手にいろんな歌を歌い出して驚いてたんです。ほとんどがよくわからない歌なんですけど(笑)、ちゃんとメロディはあって、中には今回の『うんこの歌』のように、言葉がはっきりわかるものもあります」(おだんごさん)
話題になったことで、よくない言葉を教えているのではと批難する方が出現するかもしれません。しかし、言う間でもなく、 飼い主さんは ほうちゃんに「うんこ」という言葉を意図的に教えたことはないそうです。
「飼い主さんが”うんこ”という言葉が好きだから覚えたのかな」というリプライに対しては、「放鳥時間に私がいつも、”あー、うんこしてる~”を連発しながらうんこ掃除に歩き回ってます。うんこに翻弄される飼い主が面白い=うんこって面白いになってるのかも」と、飼い主のおだんごさんは返答されていました。
ヨウムは言葉を覚えたりモノマネをするのが得意な大型のインコです。人間の5歳児程度の知能と2歳児並みの感情を持ち、「言葉の意味を理解して人間とコミュニケーションが取れる」と言われています。「~がない」というゼロの概念まで理解するヨウムもいたのだとか。
人間の幼い子どもにとって、「うんこ」は思わず笑ってしまうオモシロ言葉のひとつ。高い知能と豊かな感情を持つヨウムのほうちゃんにとっても、「うんこ」という単語は語感が楽しく、覚えやすい上に、飼い主さんにも構ってもらえる魔法の言葉、だったのかもしれません。
「ヨウムは賢くておしゃべりで、ほうちゃんとは会話もできているんじゃないかなと思っています。ヤキモチをやいた時は、私の顔を確認してから、お茶の入ったコップをわざと倒したり、ほんとに行動が幼稚園児みたいなんです(笑)。かと思えば、同じくヨウムのらいちゃんが体調不良の時には静かに寄り添ってくれる。
一方で、ヨウムは触られるのが苦手で、気難しい子が多く、怖がりで警戒心も強いため、新しいおもちゃに慣れるまで数カ月かかることもありますし、もちろん噛みます。でもそれは意思や感情を伝えてくれる大切な手段。鳥たちは私にとって大切な家族であり、子どもたちなんです」(おだんごさん)
くしゃみの真似をして飼い主さんの気を引いたり、おだんごさんのご主人の電話でのやり取りを再現することもある、お茶目で賢いヨウムのほうちゃん。
ほうちゃんの歌を聞いて、思わず笑った、元気が出たという声もありました。ただし、ほうちゃん作詞作曲の奇跡のオモシロソング『うんこの歌』は、滅多に聞けない幻の1曲なのだそうです。