もったいなくて履けません!ムーミンの世界描いた上履きアートが話題 制作者に聞いた

竹内 章 竹内 章

「母に頼まれて職場の上履きにムーミン描いた!楽しかった」とTwitterユーザーの栗まんじゅう(@Kuri577)さんが投稿した上履きアートが話題です。キャンバス素材でより際立つムーミンの白黒の世界観。これは履けない、むしろ飾っておきたい完成度の高さです。おしゃれな足元にちょっと誇らしげなお母さんの笑顔が浮かびます。

栗まんじゅうさんのお母さんのお仕事は保育関係。職場には上履きに絵を描いている同僚がおり、「新調するから何か描いて」とリクエストを受けました。2時間ほどかけた上履きは、原作の雰囲気を伝えるような仕上がり。「履かずにこのままながめてたい」「職人技ですね」「買いたいです」などツイッターユーザーが絶賛、5万超のいいねが寄せられています。制作について聞きました。 

―細部まで描き込まれています。

「マッキーペンの極細を使って下書きなしで描きました。母が参考のためにムーミンの本をたくさん出して見せてくれました」

―苦労したポイントはどこですか。

「ムーミンパパ、フレドリクソン、ロッドユール、ヨクサルをバランスを意識して描いたところです。私の筆圧が強かったせいか、徐々にペン先が潰れてしまって細かく描くのが大変になってしまいました」

―ムーミンを題材にしたのは。

「母がムーミン好きだからです。薄暗い白黒の絵が好きで、ならば黒いペンで描けるかもと思いました。ムーミンの世界には、不思議でどこか少し不気味とも言えるような雰囲気があって、それが魅力です」

―特に気合を入れた部分は。

「投稿した画像の1枚目の右の『海のオーケストラ号』です! 乗っているキャラクターたちの影や海の生き物たちも細かく描いたので見ていただけたらうれしいです」

思わぬ反響にびっくりしたという栗まんじゅうさん。「多くの方に見ていただけて光栄です。ムーミンはこんなに多くの人に愛されているんですね」。ファンの一人でもあるお母さんはもちろん大喜び。職場で実際に履いている写真を送ってくれたそうです。

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