栗山千明「金沢百万石まつり」へも参加決定…「加賀れんこん」テーマの映画が、コロナ禍でつないだ「ご縁」

石井 隼人 石井 隼人

栗山よりも先に練習し、コツを掴んでいた共演者の平岡祐太に教わりつつの撮影となったが「いざ芝居をしようとすると、底なし沼のように体が沈んでまったく動けない。カメラが回る前からずっと足踏みをする感じで、常に下半身を小刻みに動かす必要がありました。前進するためには上半身を思い切り捻る形で動かなければならないので、撮影の翌日は全身筋肉痛でした」と肉体労働を体感した。

身をもって収穫の苦労を知ると、農作物に対するリスペクトの念も深まった。「食材というのは農家の方々がこれだけの苦労を経てスーパーに並び、自分の手に届くと思うと、改めて食への感謝が生れました。今まで当然だと思っていたことへの意識の変化。スーパーで加賀れんこんを目にすると心が躍ります」と忘れられない一品になったようだ。

劇場公開に向けて「観客の皆さんには私が演じた神野恵子と同じ視線で見ていただき、私が体感したことを受け取っていただけたら嬉しいです。そして金沢に行きたい!加賀れんこんを食べたい!と思ってもらえたら」と期待。「れんこんの収穫は大変ではありましたが、その経験はとても楽しいものでした。次に挑戦するとしたら、今回と同じように大変な思いをする野菜の収穫に挑戦してみたいです」。

映画公開に次いで、4月7日からは主演するテレビ東京系連続ドラマ『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』(深夜1:10)が放送。2021年も変わらず忙しそうだ。

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