女優の福田麻由子(26)が主演映画『グッドバイ』(4月3日公開)で別れを告げたのは、コンプレックスだという。
テレビドラマ『女王の教室』『白夜行』で“天才子役”としての名声を手にした福田のキャリアは20年を超える。スタートが早かった分、自分と周りを見比べて立ち止まってしまった時期も早かった。活躍する同年代の女優の姿を見て「敵わない」と弱気になってしまった、子役出身ならではのコンプレックスとは。
10歳の頃に広末涼子、戸田恵梨香らのいる芸能事務所フラームに所属。はたから見れば子役として数々の名シーンを彩り、成人後も朝ドラに出演するなど着実な歩みのようにも思える。しかし20代に突入した福田は悩んでいた。同年代の活躍が思いのほか眩しく見えたのだ。
「なかには20歳を過ぎてこの世界に飛び込んで、ゼロからオーディションを受けて役を得ていく人もいます。それまで色々な人生経験を積んできたうえで就職を選ばず、俳優業を志している。そのハングリーな姿勢を見せられると、自分は子供の頃から乗り物に乗せてもらってここまで来てしまったのではないか?というような気持ちになる。そんな人たちに勝てるわけがない、というコンプレックスがありました」。