即完売!!ワークマン初の「スーツ」の“実力”を担当者に聞いた…裏返すとオシャレ「作業着」、機能性も抜群

金井 かおる 金井 かおる

 作業服大手のワークマン(本社、群馬県伊勢崎市)は2月、同社初のスーツを発売しました。裏返しにすると作業服に変身するリバーシブル仕様は同社ならでは。上下セット税込4800円という低価格も話題に。全国の店舗とオンラインストアで売り出したところ、店舗在庫は「ほぼ完売状態です」(同社広報担当者)という人気ぶりです。

担当者「スーツの仮面をかぶった作業服」

 スーツと作業服を兼ね備えた高機能スーツ「リバーシブルワークスーツ」は2月16日に全国発売。同社担当者が「スーツの仮面をかぶった作業服」と表現する通り、上着はオフィスではジャケットスタイル、作業現場ではフード付きの多収納作業服に早変わりします。フードは着脱可能。パンツには大容量ポケットがあり、工具袋並みの収納力をほこります。袖と裾はそれぞれスナップボタン付きなので、めくってもずり落ちない動きやすさだそうです。

 帝人フロンティアの繊維「SOLOTEX(ソロテックス)」を使用。ストレッチ素材で、耐久撥水加工もほどこされています。家庭用洗濯機で丸洗いもでき、アイロンも不要。

 3月上旬に再入荷予定ですが、「十分な在庫ではないため、入荷してもすぐに完売になるかと思います」(同社広報担当者)。

コロナ禍以前から開発

 コロナ禍での働き方の変化が生み出した新商品かと思いきや、企画のスタートは約2年前にさかのぼります。

 スーツの販売に乗り出した理由について、同社担当者は「コロナの影響だけでなく、働き方が多様化する中で、作業服の再定義“Neo Work Style”をテーマに約2年ほど前から企画を考えていました」と説明。「現場やオフィスを行き来する方にはぜひ着ていただきたい製品です」とアピールします。

 「紳士服チェーンや大手スーパーが発売するようなスーツとは住み分けができております。業界の垣根を越えて、お互いの『強み』を活かしながら新しい市場を盛り上げていきたいと考えます」(同社)

第2弾は“夏用スーツ”

 第2弾の発売も決まっています。第1弾の機能や価格はそのままに、東レの通気性に優れた素材「DotAir(ドットエア)」を使用した夏用スーツです。発売は3月下旬から4月上旬ごろ。

 第1弾、第2弾ともに、リバーシブルジャケットは2900円、2WAYパンツは1900円(いずれも税込み)。カラーはブラックとネイビー。サイズはM、L、LL(パンツは3Lまで)。取り扱いは全国のワークマン、ワークマンプラス、#ワークマン女子のほぼ全店とオンラインストア。初年度の販売数は両モデルで20万着を予定。

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