「小さく切ったクッキングシートに油を塗り、それを敷いて焼くと綺麗に仕上がる…」
皮が剥がれやすい魚をフライパンで上手に焼き上げるお料理ハックがSNS上で大きな注目を集めている。このお料理ハックを紹介したのはフランス料理店の料理長をしながらブログ、Twitterなどで活動しているシェフ「フランス料理ロドゥラ」さん(@laudelacuisine)。
皮が剥がれやすい魚をフライパンで焼く時は、小さく切ったクッキングシートに油を塗り、それを敷いて焼くと綺麗に仕上がります。
— フランス料理ロドゥラ (@laudelacuisine) February 22, 2021
テフロンパンが無い時や、テフロン加工がハゲているけど魚を焼きたい時にお試しください。
ちなみに鶏のコンフィを焼く時もこの方法で綺麗に焼くことができますね。 pic.twitter.com/EToFEtmrvk
たしかに皮の薄い魚をフライパンで焼こうとすると、わずかなこげつきや衝撃ですぐに皮が剥がれたり身が崩れたりするもの。そういった心配をスッキリ解消してくれるこのお料理ハック、SNSユーザー達からは
「なんでもっと早く教えてくれなかったんですか!」
「貼る発想ななかった。使わせていただきます!」
「おお、洗い物も楽そう」
など数々の感謝のコメントが寄せられている。
今回の投稿についてロドゥラさんにお話を伺ってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):目からウロコの便利な調理法ですが、この焼き方はフランス料理では一般的なものなのでしょうか?
ロドゥラ:レストランでは基本的に綺麗なテフロンパンがありますし、通常にこの方法を使うことはあまりありません。ただ魚の上に何か生地をのせたり、パン粉焼きにするときに綺麗に仕上げるために使うことはあります。
また、ダイエット食や健康食を作る際に、使用する油脂の量を減らすために使われたりもします。刷毛でうっすら油をひくだけでくっつかずに焼けるので、摂取する油脂の量を最低限に抑えたい際にも効果的なテクニックとなります。
中将:焼きやすいだけでなくヘルシーにも仕上がるということですね!魚を焼く場合、どんな種類の魚にオススメでしょうか?
ロドゥラ:基本的には皮が薄くて破れやすいお魚、身が柔らかい魚が向いています。カレイやヒラメ、甘鯛、金目鯛などは扱いが難しいのでこの方法が向いていると思います。
中将:ご投稿について数々のコメントが寄せられています。今回の反響についてご感想をお聞かせください。
ロドゥラ:普段はどちらかというと専門的な投稿をほんの一部の方に届けているので、今回のように多くの方からの反響をいただけたことに関して純粋に嬉しく思っております。
これを機会に、フランス料理、そして料理人という仕事をもっと身近に感じていただき、より業界を盛り上げるキッカケになれればと思います。
「フランス料理ロドゥラ」さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/laudelacuisine?s=09
公式ブログ:https://lau-dela-cuisine.com/
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ロドゥラさんは料理好きの人、若手の料理人、専門学生をターゲットに、どの専門書よりも詳しく分かりやすくフランス料理の知識を発信すべく活動中。ご興味のある方はぜひロドゥラさんのTwitterアカウントやブログをご覧になっていただきたい。