あなたのペットも知らないうちに?…動物の画像を無断転載する悪質なSNSアカウントが話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

ペットの画像を無断転載するTwitterアカウントの悪質な手口が話題になっている。

該当のアカウント達は一見さまざまな動物の画像にあふれていて愛らしいムードに満ちているのだが、実はその画像の大半が無断転載。引用元などの記載はほとんどなく、ものによってはまったく関連性のない複数の画像に勝手にストーリーをつけて投稿するなど、傍若無人ぶりが目立つ。

代表的な無断転載アカウント「動物・癒しbot」(@ru_ruru831)による被害を受けた方に匿名を条件にお話を聞くことができた。この方はご自身で撮影した、ペットを含む日常風景画像を無断転載された。

中将タカノリ(以下「中将」):無断転載に気付かれたいきさつをお聞かせください

被害者:無断転載ツイートを見た知らない方が教えてくれました。

中将:無断転載に気付いた時のお気持ちをお聞かせください

被害者:人のツイート内容をそのまま丸パクリして平気でツイートできる厚かましさに呆れました。

中将:動物・癒しbotに直接抗議などはされたのでしょうか?アカウント運営者にお伝えになりたいことがあればお聞かせください。

被害者:無断転載アカウントに抗議をしたら速攻でブロックされてしまったのでTwitterの著作権侵害報告フォームから通報しました。その後他の方々の突撃リプや通報などもあったせいなのか、数時間後には該当ツイートは削除されていました。

アカウント運営者には「ご自身で魅力的なツイートができない残念で哀れな人間ですね」と思っています。

   ◇   ◇

当記事の制作にあたり「動物・癒しbot」の運営者にも取材依頼したが、期日までに返答はなかった。

Twitter上では無断転載について抗議の声をあげると「パクツイされるような画像をツイートするほうが悪い」と逆に叩かれてしまう傾向もあるようだ。しかし、正当な理由の無い無断転載はTwitter内のルールで禁止されているだけでなく、法的なトラブルに発展する可能性もある行為。無断転載アカウントの投稿を反射的に「いいね」やリツイート、フォローしてしまう方も多いと思うが、彼らの行為の影で権利を侵害されている被害者がいることを知っていただければと思う。

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