「立場は人を変える」を地で行く小学1年の男の子の変貌ぶりが話題となっています。グラハム子さん(@gura_hamuco)がTwitterに「班長になって頑張る息子(小1)」とその変貌ぶりを描いた漫画を投稿すると、同じ世代の子どもをもつママさんをはじめ、多くのTwitterユーザーから賞賛の声が上がりました。
グラハム子さんによると、ある日「今日席替えして俺班長になった!!」と小1の息子さんが学校から帰宅。すぐさま「班長だから皆の靴そろえてあげた」と玄関にあった家族の靴をすべてそろえたそうです。夕食が終わると、「班長だからお手伝いするわ」と今度は洗い物のお手伝い。その後も「班長だからちゃんと宿題やらなくちゃ」と班長効果が続きます。
極めつけは、脱走したジャンガリアンハムスターの捕獲劇。鋭い歯でかまれるのを怖がり、オロオロするママに「待ってろ、母ちゃん」と言って、脱いだズボン(ついでにパンツも脱げた)を使い、ジャンガリアンハムスターを捕獲しました。「捕まえたよ。俺班長だから」という決めゼリフがなんとも頼もしく聞こえました。
責任感の強さが半端ない班長のエピソードにユーザーたちは、
「すごい、班長…。日本の大人のトップも『班長』がいいのでは…」
「何て素敵な頼もしい班長何でしょ。大人として色々見習わなければ」
「笑った!可愛くて頼もしくて最高」
「下半身ノーガードでハムを捕まえるなんて、大物すぎる!!!」
と、関心しきりでした。
グラハム子さんに、班長になって変わった息子さんについて聞きました。
――班長になる前は、どんなお子さんでしたか?
「恥ずかしがり屋だけど、目立ちたがり屋な子でした。だから今回班長になれて嬉しかったと思います」
――漫画を見るとすごい変身ぶりですね。
「頑張ってるんだなぁ、と暖かい気持ちになりました。今までもクラスで『黒板係』などの係はあったんですけど、やっぱり『長』となると子どもも身が引き締まるものなんだな、と感じます。小学校は社会生活の第一歩目なので、色んなことを学んでほしいです」
――その後も班長効果は続いていますか?
「(班長になったのは)2学期の途中からです。席替えの時に班長も決めたみたいです。残念ながら家での班長効果は3日間くらいだけでした(笑)。学校では続いているのかな?(3学期になって)班長を外れても一度経験したので、班長の気持ちは理解できるようになるんじゃないかなと思います。皆で協力する気持ちが身についてくれていれば嬉しいです」
――下にもう1人お子さんがいるそうですね。今回のお兄ちゃんの行動は影響がありましたか?
「(幼稚園の)年中の妹がいます。妹は何でも兄の真似をしたがるので、お手伝いをしたがるようになりました。ちょうど今、兄の冬休みの宿題で『お手伝い』があるので役割分担を決めて、靴を揃えるのは妹、布団を畳むのは兄の仕事になりました」
班長効果、恐るべし。