帝京科学大学によるオンライン講座「動物福祉学入門」が、来年1月から無料で開講されます。動物にとっての生活の質を改善するためのアプローチなどについて学ぶといい、この分野に関心のある人たちの間で「なにこれすごい」「大学の内容を学べるなんて」と、期待が高まっています。
オンライン講座を誰もが無料で受講できるサービスを提供している「JMOOC」の公認プラットフォーム「OpenLearning,Japan」において、開講される講座です。4週間にわたり「動物福祉とはなにか」「動物福祉のとらえ方」「動物の福祉状態を改善するために」「動物福祉のいまとこれから」といったテーマについて学んでいくといいます。講師は、同大学生命環境学部アニマルサイエンス学科の加隈良枝准教授、戸澤あきつ講師、佐藤衆介元教授です。
主な受講対象者は、人と動物のより良い関係の構築に関心のある人、伴侶動物、産業動物、実験動物、展示動物(動物園・水族館)、野生動物と直接関わりを持っている人(特に飼育者やオーナー)。講座について同大学は以下のようなコメントを出しています。
「動物の身体的・心理的状態(アニマルウェルフェア:動物福祉)の科学的なとらえ方を学び、福祉を改善するための動物の飼育環境を整える方法を身につけ、ストレスのないおだやかな動物たちとの付き合いを楽しみましょう。動物に対する考え方には違いがあること、そこにはさまざまな要因が影響していることもふまえながら、世界標準の動物福祉について正しく理解していただけるような講座となることを目指しています」
受講期間は2021年1月27日から3月3日まで。講座受講修了者にはオープンバッジと呼ばれる「デジタル資格・修了証明書」が発行され、講座で身につけたスキル証明をおこなうことができるそうです。
▽講座の内容の詳細、申し込みはホームページから。
https://open.netlearning.co.jp/lecture/index.aspx?cid=00033J11