たぶん世界初!アシックス企画のバーチャル駅伝大会は楽しみ方豊富

中務 庸子 中務 庸子

スポーツ用品大手のアシックス(神戸市中央区)が、専用のランニングアプリでつながった6人で合計42・195㎞を走覇するバーチャル駅伝大会を11月、世界規模で開催する。同社によると、バーチャルのマラソン大会は各地で開かれているが、駅伝は世界初とみられる。すでに約100カ国から1万人以上がエントリー。性別、国籍、ランニング経験の有無を問わず誰でも参加でき、バーチャルだからこその楽しみ方もいろいろあるようだ。

ルールは単純。同社が提供するアプリ「ASICS Runkeeper」を使って、11月11日から22日までの間に、メンバーで6区間を走りきるだけだ。距離は5㎞が3区間、10㎞が2区間、7・195㎞が1区間。必ずしも1人ずつ順番に走る必要はなく、それぞれが、好きな場所で都合のいい時に走っておいて、合計タイムで順位を競う。では参加形態の例を紹介しよう。

(1)日時を決めれば、離れた場所でも一体感

走る場所は別々だが、日時をあらかじめ調整してレースに臨む。アプリでメンバーの走行距離をリアルタイムで確認することができるため、1区が走り終わったら、すぐに2区の走者がスタートする…という形で、〝心のたすき〟をつなげば、達成感を分かち合える。

(2)世界中の友人と観光気分を味わいながら

一所に集まることなく、世界各地の友人とチームを結成できるのがバーチャルの利点だ。例えば日本なら京都、フランスならパリなどを走り、観光名所で写真をパチリ。アプリの画像共有機能を活用すれば、駅伝で世界一周旅行も叶う。

(3)ダブルブッキング、トリプルブッキングも可能

1日限りのリアル大会では、1人が何レースも走るというのは体力的に限界があるし、ルール上禁止される場合もある。しかしこの大会では期間中に担当区間を走ればよく、複数のチームにエントリーすることもできる。友達や仲間が多い人にはありがたい仕組みだ。

(4)逆に友達がいなければ、いっそ1人でも参加可能

「1チームあたり6人まで登録可能」というルールなので、逆に言えば1人でも参加はできる。1区の自分から6区の自分までタスキをつなぐ。シャイなあなたには、もってこいだ。

 このほかにも、ご近所で誘い合わせて参加する場合、密を避けるなどの感染防止対策を取れば、リアルにタスキをつないでレースを展開することもできる。車いすやウオーキングでもエントリーでき、祖父母を含めた家族で楽しむのもいいかもしれない。

 参加にはメンバー全員が「ASICS Runkeeper」をダウンロード(無料)する必要がある。特設ページから、代表者がチームアカウントを作成し、メンバーを招待するなどして申し込む。参加無料。エントリーは11月22日まで受け付けている。

「ASICS WorldEkiden2020」特設ページ
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/asics-world-ekiden

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