驚異の1万本完売「オーロラビニール傘」 人気グループがツアーグッズやジャケット写真にも採用

金井 かおる 金井 かおる

 若者を中心にインスタグラムで人気の傘があります。「オーロラビニール傘」。光の量や角度、反射により傘表面の色が変化します。インスタ検索で「#オーロラ傘」と入力すると、検索結果の画面一面がキラキラした写真で埋め尽くされ、虹色の傘の花で満開となります。

 ミュージックシーンでも、女性3人組ユニットPerfume(パフューム)のツアーグッズとして販売されたり、人気グループSexy Zone(セクシーゾーン)のアルバムの初回限定ジャケット写真にも登場したり。同じ傘を入手したいという熱心なファンの投稿もありました。複数あるメーカーのうち、大阪に本社のある1社に話を聞きました。

人気の理由、メーカーが分析

 レイングッズブランド「Wpc.」などを展開するワールドパーティー(大阪市住吉区)は2020年6月、オーロラビニール傘を発売しました。販売開始後、すぐにSNSで拡散され人気に。売り切れの店舗が出るほどでした。同社広報担当者に話を聞くと、人気の理由が分かりました。

 ――売り上げ本数は?

 「これまでの累計売り上げ本数は1万本です」

 ――人気の理由は?

 「さまざまな角度からキラキラと美しく光り、見るたびに表情が変わる様子をお客様に楽しんでいただいてると思います」

 ――インスタグラムにもたくさん投稿されています。

 「誰が撮っても綺麗な写真が撮れるので『映え』にもつながっており、インスタをはじめとするSNSにもたくさん投稿していただいているので拡散され、人気につながっています」

 ――「雨の日でもテンションが上がる」「傘越しの景色がいい」といった投稿もありました。

 「オーロラビニール傘自体の美しさだけでなく、落ちる影もきれいで可愛らしいのがポイントです」

 現在流通する同社オーロラ傘はワンタッチで開くジャンプ式ですが、10月末入荷の追加分からは手開きタイプが登場するそうです。

 Wpc.のオーロラビニール傘は、先端から持ち手までの全長88センチ、傘を開いた時の直径99センチ。全国のPLAZAやLOFT、ECサイトで発売中。2200円(税込み)。

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