オンライン国勢調査の締め切りが10月7日に迫ってきました。筆者も「今晩帰宅したらやる」「明日こそやる」を繰り返し、重い腰をやっと上げログインしました。初めてのスマホ回答は思っていた以上にサクサク進み、便利な世の中やな…と感心した終盤で「えっ、仕事内容を詳しく入力?」。
勤め先の「事業の内容」はまだしも、「本人の仕事の内容」は「本人が実際にしている主な仕事の内容を詳しく入力してください」。自由記述のスタイルに何をどこまで入力すればいいのやら。困っている人はほかにもいるに違いない。SNSで検索してみると…やはりいました。
「説明難しい」
「仕事内容で入力止まってる」
「俺の仕事の内容、何っていえばいい」
「本人の仕事内容、むしろ教えてくれ」
「どう書けばいいんだ」
「選択式にしてくれ」
配付された「国勢調査のお願い」の封筒の中に記入例はあります。総務省統計局のホームページでも確認できます。しかし、「営業」だけではダメで「エアコンの営業」「アルミサッシの営業」。遊園地勤務の場合は「ジェットコースターの操作」。「著述業」の名称欄はペンネームでも可、家庭内職の場合は名称欄は本人氏名…等々、細かく説明することが求められます。
自身の仕事内容だけでも悩む人がいるのに、家族の仕事を簡潔にかつ具体的に入力するのは難易度が高そうです。
案の定、SNSには、
「旦那の仕事、会社名しか知らない」
「娘の事業がわからない」
「嫁の仕事内容、嫁に聞かないと分からない」
等、入力を中断した人たちの嘆きの声が多数投稿されていました。
「オンラインだからと封筒捨てたら中にIDパス入ってたのか!」、「自分の住んでるマンションが何階建てか覚えてない」という投稿もありました。
話は逸れますが、「国税調査終わった!」「国税調査めんどくさい」といった「国勢と国税」間違いの投稿も目立ちました。「国税」の査察に入られたのは半沢直樹ですね。
筆者は家族3人分の入力に約10分かかりました。終わった! とホッとしたのもつかの間、最後の最後で「回答データを保護するため、パスワードを設定してください」。パスワードは、半角の英字と数字の両方を使用し、8文字以上32文字以内で設定。回答内容の確認や修正など、再度ログインする際に必要になるそうです。
今からオンライン国勢調査をやろうとお考えの方へ。自身や家族の勤務先の事業内容や仕事内容が即答できそうにない場合は、事前にホームページの会社概要で確認したり、家族にヒアリングしたりすることをオススメします。