関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌が禁断の愛に悶える、映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(9月11日公開)。渉(成田)との関係を知らずに恭一(大倉)と付き合う恋人・たまきを演じているのが、若手女優の吉田志織(23)だ。
“そうだ東京、行こう”。18歳のときにまるで某有名CMのパロディの如く北海道から上京した道産子娘の武器は「道を切り開くための行動力と直観力」。人気アイドルの相手役を怯むことなくオーディションで射止めたのも、そんな開拓者精神が吉と出たからか。猪突猛進で活躍の場を広げる吉田が目指す場所とは。
憧れの行定勲監督作。オーディションでの「絶対に受かってやる!私がたまきをやる!」という意気込みが勝機を呼び寄せた。大役を掴んだのには勢いだけではない、それなりの理由がある。「原作を読み込んで、ネットで恭一に近い髪型をしている大倉さんの画像を検索。大倉さん=恭一と自分を洗脳。その甲斐あって大倉さんに初めてお会いした時は、もはや恭一として接していました」と熱のこもった下準備を明かす。
恭一そのものの佇まいを体現する大倉のパーソナリティにも感謝。「撮影中は物静かな感じで、でも話しかけると優しく返してくれるような部分は恭一に似ている。気を使っている様子もなく『出身はどこ?』『食べ物で何が好き?』とナチュラルに接してくれました。大倉さんは優しくて控えめな方という印象。演技中も安心感がありました」と飾らぬ対応に劇中同様に惚れ惚れした。