日本の幽霊の寿命は400年!?証拠に「関ヶ原近辺で目撃される落ち武者の霊が激減」…衝撃のツイートが話題

川上 隆宏 川上 隆宏

あと…幽霊について気になることを、いくつか井之上さんにお聞きしました。

――そういえば、落ち武者は400年経っても落ち武者の姿のままですよね…。幽霊は死んだときの服装や髪型・特徴をずっと残していくものなのでしょうか。

一説には幽霊に時間感覚はなく、死んだ瞬間で止まっている、といわれています。止まっているというか、死んだ瞬間を繰り返しているらしいです。あくまで一説であり、諸説あるうちの一つに過ぎませんが、やはり死んだ姿から魂が抜け出る=その時の姿のまま、と考えるのが自然ではないでしょうか。

 ――あと、幽霊が現れる場所というのは、なにか幽霊にとって特別な場所なのでしょうか。移動などはせず、特定の場所に現れ続けるものなのでしょうか。

その場に個人的な理由があって留まっている場合もあれば、その場の居心地というかここにいたいと思わせるモノがある場合もあると思います。

幽霊は川や池、トンネルなど、水場や湿気の多い場所に多く出るという話も多いですが、遺族の供養を受けられない霊は水も供えてもらえない=常に渇いているそうで。それを癒すために少しでも水場や湿気の多い場所に留まろうとするそうです。

――ええっ…なんか身につまされるお話ですね。

とはいえ、彼らの渇きは物理的でないので、癒されることはありません。供養の大切さを考えさせられる話です。

――あと、幽霊に出会ったときって、フレンドリーにお話できたりするものなんでしょうか。

普通の人間だと思って会話したのに、ある瞬間忽然と姿が消えていたという話はありますね。

あるトラック運転手さんの話にこんな内容のものがあります。雪山にあるサービスエリアで、ずいぶん古いバイクに乗った青年と話していた。新車で買ったので大事に乗っていると話す彼に、今時こんな年代物が新車であるだろうかと思いつつ、別れてトイレに入ったそうです。

しかしトイレから出てみると、彼はもういない。もう出発したのかと思ったそうですが、彼がバイクを止めていたはずのそこには 雪が新雪のまま積もり、バイクの轍もなかったそうです。そんな事例をふまえると、フレンドリーに話すこと自体はできるのかもしれません。

幽霊というと怖いイメージがありますが、元々はなにかを知らせたり、供養をせがむために出てくると考えられていました。夢枕に立つとか、虫の知らせとか、そういう話ですね。

それが後世になって怨恨や執着で出てくるようになったと考えられるようになり怖いもの、恨みがあるものと考えられるようになったそうです。戦死者は化けて出ない、と言われたのも戦国以前までですね。

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