「相談にのって」夜中も仕事中も連絡してくる困ったママ友 あれだけ話したのに、離婚を繰り返して…

島田 志麻 島田 志麻

これは私の友人のシングルマザーの、ママ友との間に起こった話です。

友人とママ友との出会いは息子の通う保育園だったそうです。友人はシングルマザーになってから実家に戻り、翌年の4月に息子を保育園に入園させたのですが、月齢でクラスが分かれていたためママ友と親しくなったのは、息子が年長になってからでした。

ママ友は身なりに相当気を遣っているようで実年齢よりも若く見え、いつも忙しそうにしていたそうです。

たまたまタイミングが合い、少し話をしてみるとお互い同時期にシングルマザーなったということや兄弟構成など、共通点があったことで意気投合し仲良くなったそうです。友人が「シングルマザーとしての子育ての不安や悩みを相談する相手ができた!」と、喜んで話していたのを覚えています。

その後しばらくして、友人から「相談にのって欲しい」との連絡がありました。何かあったのかと心配になり、会って話す機会を作りました。

待ち合わせ場所に現れた友人はどこか疲れている様子。友人はため息交じりにママ友について話を始めました。

お互い同じ境遇で仲良くやっていけると思っていたママ友。…実は「相談」と称し、時間帯に関係なくLINEや電話をしてくるモンスターママ友だったのです。

友人が仕事中でも、夜中でも関係なく連絡をしてくるママ友が話す内容は、全て恋愛に関するものばかり。

その内容も「好きな人がいる」という内容だけならまだしも、1人の男性だけではなく2人の男性に対する恋愛の相談で、そのどちらかの男性と揉め事を起こす度に友人へ逐一相談・報告していたそうです。

男性Aとは遠距離であり、男性Bはすぐに会える距離。Bをキープしながら、Aに会うときには、自分の実家に子どもを預けていくこともあったようです。「何かあったら、うちの子よろしくね」がママ友の口癖。

最初は友人も子どもを預けていくことなどを咎め、真剣に話をしていたみたいなのですが、ママ友が話す内容が毎回同じだったため、最終的には相槌だけを打ち、あまり真に受けて話を聞くことはしなくなったようです。

その後、ママ友はAを諦め「何かあったときに力になってくれるから」という理由でBと再婚します。ママ友の子どももBと養子縁組をして、名字も変わりやっと落ち着くかと友人も一安心したそう。

しかしママ友はBと再婚して間もなく、Aとよりを戻し不倫関係になります。

そして再婚後たった3ヵ月で離婚。やっぱりAのことが諦められないとのことでした。「母親の都合で振り回された子どもがかわいそう」と友人は涙を浮かべて話していました。

自粛が求められている現在も、ママ友は変わらず子どもを置いて遠方に住むAへ会いに行きます。ですが友人は、それを気にすることはやめたそうです。「何度話しても伝わらないし、親身になっても意味がないから」と、少し寂しそうにしていました。

そのママ友がこれからどうなっていくのかはわかりません。私もこれから先、また恋愛をすることがあっても、子どものことを疎かにする母親にはならないよう気を付けたいと思います。

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