弁護士相談プラットフォーム「カケコム」を運営する株式会社カケコムは、過去に不倫経験のある男女100名を対象に、「不倫期間と不倫の終わり方に関するアンケート」を行い6月12日、調査結果を公表しました。不倫期間は一般的に1年前後で、最も多い破局原因は「周囲への発覚」という実態が明らかになりました。不倫発覚後は、慰謝料問題などのトラブルに繋がるケースもあるといいます。昨今芸能界でもさまざまな不倫が話題になっていますが、このような調査からもリスクをかいま見ることができそうです。
不倫の期間は
「不倫をどれくらいの期間していましたか?」という設問には、「1―3年」と回答した方が24%と最も多く、「3ヶ月―半年」「半年―1年」との回答が23%と、「1―3年」に次いで多くなりました。「半年―1年」「1―3年」の合計は47%と全体の半数近くを占める一方で、「3年以上」と答えた方は全体の1割程度でした。
不倫関係が終わるきっかけは
一方、「不倫相手との関係はどのように終わりましたか?」という設問には、「不倫関係が周りにばれそうになった(もしくはばれた)」と回答した方が27%と最多に。続いて「気持ちが冷めた」20%、「自然消滅した」16%…と続きました。「不倫相手に(が)本気になる前にやめた」「不倫相手に騙されていた」「配偶者との間に子どもができた」ことをきっかけに不倫関係を清算したという回答もありました。
なお、不倫期間が比較的長い人のほうが「周りにばれそうになった(ばれた)」と回答する傾向が見られたといいます。具体的には下記のような内容が寄せられています。
▽40代男性(不倫期間:3年以上)
会社の後輩と関係を持っていました。結論としては、探偵を雇われて証拠を突きつけられて、慰謝料請求が彼女に行き、関係を終わらせる条件で慰謝料破棄となりました。
▽40代男性(不倫期間:3年以上)
ダブル不倫でしたが相手の旦那に関係がバレてしまったことで血みどろの争いになり、結局、疲れてしまい終了しました。
…その他にも、友人や職場の人に知られてしまったり、噂が広まってしまったため別れたという声もありました。
▽20代女性(不倫期間:1―3年)
友人に目撃され噂が広まったため、関係を終わらせました。別れたくないと何度も連絡がきたが、これ以上関わるのは危険だと感じ、自分から身を引きました。
▽40代男性(不倫期間:半年―1年)
同じ職場の部下の女性社員と不倫関係にあったが、ある日、役員から呼び出されて「君たちの関係が社内で噂になっている。清算するか否か、関係をきちんとさせなさい」と忠告を受けたため、部下との不倫を終わらせた。
不倫発覚後のトラブルは
なお不倫発覚後、どのようなトラブルがあったかを聞くと、やはり慰謝料に関する問題が多いようです。具体的な内容としては下記のようなものが紹介されています。
▽40代男性(不倫期間:3年以上)
内容証明郵便で不倫相手に慰謝料請求がありましたが、不倫相手と別れる条件で破棄して貰いました。
▽30代女性(不倫期間:半年―1年)
相手側の奥さんが探偵をつけ、自分が勤めていた会社に連絡があり、会社を退職しました。その後、内容証明が送られてきて、慰謝料を払うことで、問題を終わらせました。
▽40代男性(不倫期間:3ヶ月―半年)
不倫がバレて裁判になりそうになりこちらとしても、それだけは避けたかったので彼女の旦那さんに慰謝料を払って彼女との不倫が終りを迎えました。
…その他にも、不倫の発覚で仕事に影響が出てしまった人もいたようです。
▽30代女性(不倫期間:1―3年)
修羅場ではないですが、相手の奥さんも同じ職場だったので、奥さんに無視されていました。
▽30代女性(不倫期間:1―3年)
同じ職場同士での不倫、しかも奥さんも同じ職場だったので奥さんに不倫がばれるとともに会社を辞めることを請求されたので仕方なく退職することにしました。
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同社はアンケートの結果を公表するにあたり「世論の批判対象になりやすい不倫ですが、当人たちは人知れず深く思い悩んでいるケースも少なくありません」としたうえで、「不倫関係に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、これまでの不倫経験者たちが何をきっかけに不倫関係を清算しているのか参考にしつつ、自分は今後どうすべきなのか考えてみてはいかがでしょうか?」と呼びかけています。
■出典:「不倫の期間は一般的にどれくらい?みんなの不倫事情を徹底調査」 https://www.kakekomu.com/media/18851/