これは楽しい!リアルな「わたしのワンピース」…画用紙でできる簡単な外遊び、実践するママに聞いた

太田 浩子 太田 浩子

 うさぎさんの体の部分だけが切り抜かれた画用紙を、お花や空にかざすと…すてきな柄のワンピースに早変わり! 今までは景色だったものが、ワンピースの模様になるという発見が楽しい着せ替え遊びがツイッターで話題になりました。この遊びを投稿したのは、しちみ(@sitimi_jp)さん。3歳のお嬢さんが大好きだというロングセラーの人気絵本『わたしのワンピース』(こぐま社)のイラストを利用した、かざす着せ替えをツイートしたところ「かわいい!」と1.7万いいねがつきました。

リプ欄には、
「はじめまして。保育士をしています。わたしのワンピースは子どもたちが大好きな絵本ですよね 私も子どもたちと楽しみたいと思います」
「素敵です!ちょうど2歳の娘と今楽しんでる絵本なんで、近々遊んでみたいです!」
「りある!考え方が素敵ー!!真似たい!」
と、やってみたい!という声のほか、小さいころに大好きだったこの絵本を懐かしむ人も。

 しちみさんは、うさぎさんのワンピースのほかにも、小さな子どもが楽しめるさまざまな遊びを投稿しています。どれも材料は画用紙がメインで、簡単に作れるだけでなく、最後に子どもが手を加えられるようになっているのが特徴です。しちみさんに聞きました。

 ──画用紙のワンピース部分を切り抜くアイデアはどのようにして生まれたのですか?

 もともと紙コップを重ねてクルクルと回す着せ替えをつくっていたのですが、捨ててしまった次の日に「わたしのワンピースのコップは?」と聞かれてしまって…。少し焦ったのですが、別に紙コップじゃなくてもいいかな、むしろ平面の方が自由度が高そうだなと、急遽厚紙で作ったのがきっかけです。

 ──自分の好きな柄を探して夢中になれそうですね。ほかにもさまざまな遊びのアイデアを投稿されていますが、こだわりなどありますか?

 ・わかりやすいモチーフをつかう(アニメや絵本のキャラクターなど)
 ・子どもの遊びに発展したり、なにか発見につながりそうなものをつくる(おままごとや着せ替え、お絵描きなど)
 ・サッと作れてサッと処分できる程度の労力でできるもの(頑張ってつくってうまくハマらなかったらしんどいので)

 ──なるほど。イラストがお上手ですね。

 出産前はゲーム会社でデザイナーと折衝業務をしていました。

 ──特に気に入っている遊びはどれですか?

 自分の中で一番印象深いのは、やっぱり初めて作ったアイス屋さんでしょうか。思いつきで作ったのですが、ごっこ遊びができることに驚き、いろいろな工作で試行錯誤するきっかけになりました。

 娘が好きなのはジュース屋さんで、絵の具を見るとやりたくなるみたいで時々やっています。

 ──投稿が話題になりました。

 育児の情報収集と交流用につくったアカウントだったので、フォロワーさんのほとんどが同じ年頃のお子さんがいるママやパパ、保育士さんだったのですが、その層とは違う、学生さんや、お子さんに絵本を読み聞かせる時期が終わったママからも多数コメントをいただきました。まだ親になる前の自分ともう少し先の自分にも思いを馳せてみたりしていわゆる「エモい」気持ちになりました。私にとって育児はしんどいことも多いのですが、また頑張れそうです! 反応いただいた皆さま、ありがとうございました!

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