とぐろを巻くムチムチの白いヘビさんの写真が話題です。太い体に対して、小さすぎるように思える頭を真ん中に出して、くつろいでいるのでしょうか。つぶらな瞳でこっちを見ています。この写真に思わず「かわいいぃ(つω`*)」とコメントする人が続出して、2.3万リツイートと11.6万いいねがつきました。
「うちのリリーちゃんが、パンパンでまん丸の丸のまるまるだったものでね( ͡° ͜ʖ ͡°) ドキがむねむね」と写真をツイートしたのは、飼い主の古田(@AAtractosteus)さん。白くてパンパンの見た目が、「よく発酵したパン生地かと思ったΣ( ̄。 ̄ノ)ノ」「ムチムチ過ぎてニヤけてしまいます……ムフッ(*¨*)なんなんだこの餅は……眼福」「オーブンに入れると美味しいケーキが焼き上がりそうですね」とおいしそうに見えちゃった人が多数(笑)。
ボールパイソン(アイボリー)の「リリーちゃん」は、産卵を控えているので通常より太くパンパンになっているのです。フワフワのイメージかもしれませんが、実は筋肉と卵で意外とかたいんですって。表面のさわり心地は「すべすべとツルツルを足して2で割った感じでしょうか!」と古田さん。ちょっとさわってみたい…。リリーちゃんは我が家のアイドルと話す古田さんに聞きました。
──リリーちゃん、かわいいしキレイですね。どのくらいの長さなんですか?
長さは1メートル20センチという感じです。
──わぁ…大きい。何歳でそのサイズに?
生まれて7年目の個体になります。
──産卵前ということでしたが、何個くらい卵が入っているのでしょうか。
卵は8~10個くらいの予想でした。というのも、6月に産卵予定でしたが、5月25日に8個産みました。
──おめでとうございます! やはり産んだら細くてやわらかくなるのですか?
ヘビは基本的に骨と筋肉と皮でできている(一部の種をのぞいて)と言ってもいいくらいの身体つきをしています。なので、産んだからやわらかくなるというわけではありません。ただ、産後による疲労感等で少しぐったりというか「あぁ疲れているんだなぁ…」みたいなのは感じ取れます。肉付きも少しげっそりした感じになりますし。
──卵を産むのはやはり体力を使うんですね。爬虫類は長く飼育されているのですか?
飼育歴は爬虫類が15~16年くらいで、ボールパイソンは7〜8年です。
──どんなところが魅力でしょう?
ヘビの魅力ですか…(笑)。かわいさとカッコよさが絶妙な感じの生き物で、悪い意味ではなくコレクション性が優れている…ですかね?
──さわるのではなく、見てかわいがるという感じなのですか?
そうですね。爬虫類分野は、魚のように観賞用と言った方がしっくりきますね。ただ私みたいに、殖やしている方は「研究対象」のような感じで扱っている方もいらっしゃると思います。
──育て方や殖やし方はどのようにして学ばれたのでしょうか。
飼育方法は、それこそ種によってさまざまです。海外の方が進んでいるため、飼育方法がある程度確立している種については、自分で調べて海外の情報を得たり、大先輩方からある程度教わってトライしたり。いろいろ試行錯誤をしながら生態の些細な変化等を汲み取り、トライアンドエラーの繰り返しという感じです。今なお完成形とは思っておらず、日々模索し、見て感じて楽しんでおります。
古田さんは、ボールパイソンのほかにも、ニシアフリカトカゲモドキというヤモリの繁殖や、特定動物であるワニガメも飼育許可を取得して飼育されているそうです。今回話題になったことについて、「爬虫類が話題に上がりやすくなったり、興味を持っていただけたり、イメージが変わったと言って下さる方が多くなってきて、うれしい気持ちもありますが、その一方で無責任な飼育者が多くなってきているのも事実で悲しさもあります。飼ってみたい方は、今一度『命を預からせていただく立場になる』ということをしっかりと理解していただき、新たな一歩を踏み出していただけたらと思います!」と話してくれました。