新型コロナの緊張事態は長期戦覚悟を想定したほうがいい

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国に緊急事態宣言が出されました。休業要請で商業施設も休みになり、企業も出勤者の7~8割減を目標としたことで、街を歩く人の姿も本当に少なくなりました。

 私も歯科医にかかる事を延期しましたが、実際、急患用に開けてはいても患者は激減しているそうです。ただ、常に皆がマスクを付けている状態なので、プチ整形を望む人は増えているという笑えない事実も。今月初めには、私もよく存じ上げている毎日放送の取締役がお亡くなりになり、こんな身近な方が…と思うと本当にやりきれなく、緊迫感が一層募ります。

 家に1人でいると「あれ、息切れしてる?」「コーヒーの匂い分かるかな…」と敏感になり、「もし夜に呼吸困難になったら…」と不安が襲ったり「誰が感染者か分からず無症状の人もいるし…」と疑心暗鬼になったり。多くの人が同じ心境で、耐えておられると思います。

 でも、1番の疑問は「本当にこの状態をGW明けに解除できるのか?」ということ。もしその後も更に1カ月とかこの緊張状態が続けば、今必死に踏ん張っている人も心が折れてしまうのではないでしょうか。

 軍隊でダメな攻撃戦法は「戦力の逐次投入」だと言われます。「少し出して負けたから、少し援軍を出し、また次もう少し…」という形で、士気にも酷く響いてしまう。今回の事態はコロナに対する防御ではありますが、感覚的にはまさにこれ。もし「何とか5月6日まで」と強く思えば思うほど、それが延長された時に心が折れ、その落ち込みは半端ないと思います。

 私は日本人は自制できると信じていますが、それでも街を歩く人を見るとやや不安。実際、街頭で50~70代前半の人に聞くと、特に60代はなぜか「自分は大丈夫」と思い込んでいる人が多いらしい。75歳以降は後期高齢者なので、さすがに自重するそうですが。5月6日にこの緊張状態が終わらない事は皆うっすら気付いているし、長期戦になることを想定して行動すべきだと思います。

 多くの情報が飛び交う中、少しでも確かな情報を-と情報番組の視聴率も若干上昇しています。出演者の「テレワーク」も増えていますが、機材によっては2、3秒タイムラグが生じ、コメントがかぶったり間が開いたりとなかなか大変。人様にお見せできる状態になっているか不安になりますが、長期戦になるならもっと工夫をしないと。そしてこんな時こそ、エンターテインメントの力を信じています。

 星野源さんの動画と「コラボ」して炎上した安倍さんも、これぐらいの気持ちで、どうせやるなら歌を歌うかダンスまでして振り切ってくれたら良かったんじゃないか、とも思います。

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