「私だって連れてきたくないのよ」「それなら帰れば?」…映画館で遭遇した信じられない親たちにプチン!

島田 志麻 島田 志麻

先日私が遭遇した信じられない親たちの話を紹介します。

去年の夏休み、娘が見たいと言っていた映画を見に地元の映画館へ行ったときの話です。早めに映画館に着いたため、まだ開演時間まで時間がありました。そのため、娘と館内の売店でポップコーンと飲み物を買い「どんなお話なんだろうね~」とワクワクしながら待っていました。

待合席には他にもたくさんの人たちが待っていて、やっぱりこのアニメは人気なんだなあと感じていました。

その時、館内には小さな子どもたち(年齢は2歳~7歳くらいだったと思います)が3人いました。近くに親の姿はなく、3人は走り回ったり映画館のシアター入り口のほうへ侵入したりと常に館内を動き回っていました。

「いったい親はどこにいるんだろう?」と思い周りを見渡してみると…いました。3人の母親らしき人が待合席の真ん中にあるテーブルを1人1つずつ使っておしゃべりに夢中になっていました。その間も放置子たちはボールを投げて走り回っています。

あまりにも危ないので娘に「ちょっと行ってくるからここに座っていてね」と声を掛け、放置子たちに「危ないから座って待っていようね」と声を掛け、シアター入り口から待合席へ誘導してきました。

すると、待合室の席を陣取っていた母親らしき人がこちらをニヤニヤ見ながら「あら~、怒られたの?私たち若くないから~」と言ってきたのです。私は「年齢は関係ないです。子どもたちが危ないのでちゃんと見ててもらえますか?」と声をかけて娘の元へと戻りました。

すると、私の後ろから大きな声で「最近の若い子はなってないわ~」「私たちは若くないから追いかけることできないものね~」「子ども産んだことないからわからないのよね~」と3人でまくしたてるように言ってきました。危なくガラスに突っ込み怪我するところだったのを助けた放置子も「ババア」「オニババ」とニヤニヤしながら私に言ってきます。

…子ども産んだことないって、では私の目の前にいる娘はなんなんでしょう?と思ってムカムカしましたが、娘が心配そうな顔をしているので相手にしないことにしました。

しばらくその暴言を聞いていたのですが、開演時間が近くなり私たちは入場するため順番に並ぶことにしました。すると、更に大きな声で「あ~あ、私だって連れてきたくないのよ。面倒見るの大変なんだから!」と言われた時にプチン!

「そうですか。ではお帰りになったらいかがでしょう?私は娘と映画を観に来ただけで、見ず知らずのあなたの子どもの面倒を見に来たわけではありません」と淡々と伝えその場を後にしました。

その後、何かを言ってきましたが退場してくる人たちの声でかき消され、私の耳には届きませんでした。

上映終了後、映画館のスタッフに「あの方いつもいらっしゃるんですが、あそこまではっきりと言っていただいた方はあなたが初めてです。スッキリしました。ありがとうございました」と声を掛けられました。人助けのつもりはなく言った言葉でしたので、お礼を言われたときは少し恥ずかしかったですが、自分はあんな母親にはなりたくないなと思いました。

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