―我が子じゃないのに…母性愛が強いんですね。
「採卵用のニワトリさんと比べるとチャボは母性本能が強いと思います。抱卵している時期に近づくとめちゃくちゃ怒ります。でも、ブーちゃんは大きくなる種類なので、お母さんのお腹にもぐれなくなる日もすぐ来てしまうと思います」
―それは切ない…。ところでニワトリの魅力ってどんなところでしょう?産みたて卵も食べられそうですが…
「それが、採卵用の鶏さんと違って、チャボは卵を産まない時期もけっこうあるので、産んでくれたら食べますが、たいてい卵は買ってます(笑)。ニワトリは3歩歩けば忘れると言われることもありますが、全然そんなことはなく、色んなことを覚えてくれますし、それぞれに好みやこだわりがあり、主張もけっこうあります。飼ってみると他のペットと同じように本当に可愛いです。鳥なのでトイレは覚えませんが、ニワトリ用のオムツを作って販売してくださっている方がいて、履かせて室内で飼育している方もいますよ」
―最後に、一言。
「ペットとして浸透するのはなかなか難しいかもしれませんが、意外とツイッターでは飼っている方も見かけます。今回、色んな方に鶏さんとひよこさんを見てもらえて嬉しいです」
とのことでした。
2000年に小型のペット用ニワトリ「プチコッコ」を誕生させた高知県の畜産試験場によると「ニワトリ好きな人は常に一定数おられます」とか。プチコッコも時折テレビで紹介されるたび100羽以上のヒナの注文が殺到するほか、例年数十羽の予約が入っているといいます。雄は気性が荒くよく鳴きますが、メスはおとなしいといい、プチコッコも「人なつっこくて性格も温和。身体が小さいので声も小さい」んだそうです。
確かに、え~いお茶さんのツイートを見ていても、チャボさんたちは人の服に潜り込んでウトウトしたり、エサを取られたとアピールしたり…。ニワトリって意外と人間ぽいんですね。