男・山根は愛犬家だった! トイプードルに強面がメロメロ…「ワンちゃんはウソをつかない」

山本 智行 山本 智行

 強面の表情が思わず緩む。日本ボクシング連盟前会長の山根明さんは大の愛犬家だ。かわいがっているのが2匹のトイプードル。オスのリッチとメスのチャコでともに8歳になる。「ワンちゃんのいいところはウソをつかない。人間と違って正直。愛情を与えると、それ以上の愛を返してくれる」。先代の愛犬には自身の命を救われたそうだ。だからかイヌとか1匹とかと呼ばない。そんな山根さんが愛犬たちへの思いを語り尽くした。

一緒にすごしたのは小型犬ばかり

 ワンちゃんを飼っているというと「ドーベルマンですか」とベタに返されることが多いね。でも、大型犬は散歩が大変でしょ。これまでも一緒にすごしたのは小型犬ばかり。ヨークシャテリアの両親とその子どもの計“5人”を飼ったのが始まりです。

 次がダックスフントのメスでチャッピー。実はこの子は私の命の恩人なんですよ。C型肝炎で入院し、精神的にも落ち込んでいたとき、癒やしてくれ、励ましてもらいました。もっと長生きしていいはずななのに、私のためにがんばりすぎて10歳で亡くなりました。ガンでした。

 そのとき、不思議なことに私の病状は回復。たぶん、私の病気まであの世に持って行ってくれたんやと思います。そこから私は元気になり、ボクシング界のためにがんばり、連盟の会長になることもできました。だからチャッピーのお墓参りは欠かさず、しっかり供養しています。感謝してもしきれません。

 いまいるトイプードルは2012年のロンドンオリンピックが終わってから飼い始めました。金と銅の複数のメダルを取った快挙の記念として知り合いが愛犬家の私にプレゼントしてくれたものです。

 賢くて、毛が抜けなくて、臭いがしないということでトイプードルを勧めてくれ、大阪・箕面のペットショップへ。そこで目と目が合ったのがチャコでした。その後、1人ではかわいそうと思い、1カ月後に購入したのがリッチ。いまは去勢手術をしています。

 性格は全然ちゃいます。チャコは女の子だけに静か、だけど気が強い。嫁さんに似たのかな。あと、ソファの上とか、猫みたいに高いところが好きですねん。

 リッチは活発で落ち着きがない。それと私に似たのか、なににでも感動してしまうんです。うれしいとき、涙目になってますよ。

 トイプードルはホンマ賢いです。人の話を良く聞く。嫁さんが韓国出身なので家では日本語と韓国語が飛び交ってますが、この子たちは両方とも分かっている。バイリンガルです。

 寝るときはいつも一緒。幸せな時間です。リッチは私の腕枕、チャコは足元にいます。私が起きると2人とも起きて、リッチなんかしばらく私の枕に頭を乗せ、仰向けになって寝ていますよ。

 ワンちゃんのいいところはウソをつかないところ。それと正直。人間と違います。いつまでも長生きしてほしいですね。

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