赤くなったサトイモ「カビ」と勘違いされ相次ぐ返品…「生きてる証拠なのに」農家が悲痛の訴え

広畑 千春 広畑 千春

 今回話題になったことで「自分たち農家にとって当たり前のことでも、食べてくださる方々が知らなければ悲しいことが起きるのだな、という実感がはじめてわきました。先輩農家さんがたくさん諦めてきたことですから、今の時代に若手農家として野菜をつくりながら発信できる立場として、忙しいを言い訳にしないでがんばろう、と改めて思えました」と小池さん。低温障害を起こしたイモは出荷前に取り除くようにしているといい、「私たちのような中小規模の農家がつくる野菜は手作業が多く、一般的な価格より少し高価になりがちなので、その分安心して食べていただけるよう、これからも気をつけていきたいと思います」と話してくれました。

 中津川の赤土で育てたお芋はとても美味しいそう。せっかくなので、小池さんにおススメの食べ方や美味しいサトイモの選び方も聞いてみました。狙い目は「スーパーにはあまり並ばないんですが、小さい、直径3cm以下くらいの里芋が実はハズレなく一番おいしいです!」とか。剥くのが面倒という人も多いと思いますが、おススメは皮ごとゆでて箸を刺して食べる「きぬかつぎ」という料理。「塩派や、醤油派、味噌派などがいて、里芋の産地では通な食べ方として好まれるんです。大きい里芋も皮ごと10-15分ほど茹でたり蒸したりしてから皮を剥くとつるっとむけますし、包丁だと切り落としてしまうところも残るので無駄がないです」とのこと。

 もし包丁で剥きたい場合には、洗うとぬめりが出てくるので、洗う前に土がついたまま剥くのがポイント。その後、ザルなどで流水をかけて土を落とすと楽チンだそうです。また、保管の際は、呼吸のできないナイロン袋は厳禁。新聞紙に包んだり、段ボールに入れるのがベストとか。

 さらに「サトイモの魅力はなんといっても整腸作用!」といい、「農家になって大量に食べるようになってから便秘体質が完全に解消し、宿便もすっきり。本当に身体が楽です!ついでにそのおかげか、めちゃくちゃ芋食べてるし、米も毎食1合食べる生活なのですが、痩せて、まったく太らなくなりました。里芋ライフ、おすすめです笑」と激賞してくれました。

 炭水化物ダイエットと絶ち難い炭水化物の誘惑との板挟みに悩む皆さん(私もです…)、サトイモ、我らの味方かもしれません!

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