SNSで話題「まずいミカンの見分け方」は間違い?愛媛の研究者に聞いてみた

川上 隆宏 川上 隆宏
カメムシの被害を受けたミカン。果汁を吸われた場所が黄色くなっているが、果実が成熟して色づくと分からなくなるという。(愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター提供)
カメムシの被害を受けたミカン。果汁を吸われた場所が黄色くなっているが、果実が成熟して色づくと分からなくなるという。(愛媛県農林水産研究所 果樹研究センター提供)

 寒さも深まり、ミカンが旬の季節になりましたが、最近SNSで「まずいミカンの見分け方」が話題になっていました。皮が斑点のように緑色に変色している場所は「カメムシが果汁を吸った跡」のため、食べないほうがよいとのうわさですが、専門家に聞くとちょっぴり違っているようです…。本当においしいミカンの見分け方と一緒に真相を聞いてみました。

 話題になっていたのは、ツイッターの「みかんの実がこんなふうに変色していたら注意!カメムシが吸った後かも…」という投稿。皮をむいたミカンの実のクローズアップが写され、茶色くなった部分を「カメムシが吸った跡」と説明。「凄まじく不味い」ため、食べないように-と注意していました。また、ミカンの皮に緑っぽい斑点があらわれたような写真も掲載し、変色した部分に気をつけるよう紹介していました。

 そこで、もっと確かな見分け方を知りたいと、かんきつ類の収穫量日本一の愛媛県にある、農林水産研究所果樹研究センターに問い合わせてみました。すると研究員の方からは意外な答えが…。

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