「天才の発想」と話題 これぞ正真正銘の「コーンフレークやないかい」

佐藤 利幸 佐藤 利幸

M−1グランプリで優勝したお笑いコンビ「ミルクボーイ」のコーンフレークネタがブームになっているが、SNSではコーンフレークで描いた(置いた?)ミルクボーイの肖像画が話題となっている。森田 伸 Shin MORITAさん(@moritax321)が12月28日にTwitterに投稿した「ミルクボーイを描きました。」に17万件を超えるいいねがついた。

昨年12月22日、漫才日本一決定戦「M−1グランプリ 2019」の決勝戦が行われ、ミルクボーイが優勝。5040組の頂点に立ち、令和の初代漫才王となった。

その際、披露した漫才が「おかんが好きな朝ごはん」を思い出そうとしたネタ。
「甘くてカリカリしてて牛乳とかかけて食べるやつやって言うてた」
「その特徴はもう完全にコーンフレークやがな」
「俺もコーンフレークやと思てんけどな、おかんが言うには、死ぬ前の最後のご飯もそれでいいっていうねんな」
「ほなコーンフレークと違うか!人生の最後がコーンフレークでええわけないもんね」
と、この掛け合いを繰り返した。

コーンフレークを販売するケロッグ(@KelloggsJP)もその日のうちに「呼んだかね?ん?」と反応。さらに翌日には「改めましてM-1優勝おめでとうございます」とコーンフロスティ1年分をプレゼントすることを発表していた。

ミルクボーイの肖像画を描いた森田さんも当日、テレビの前で大笑いした1人。「今回のM-1グランプリでミルクボーイの分かりやすくも深い漫才に笑い転げ、コーンフレークでミルクボーイの顔を作ろうと思っていましたが、ちょっとベタかなと思っていました。ところが、買い物に行った時、ケロッグのトラと目が合ってしまい、作ろうと決意しました」と、制作理由を語った。そして、材料がコーンフレークとは思えない精巧な作りでツイ民たちの度肝を抜いてしまった。

「天才の発想ですね…!」
「これは、コーンフレークで間違いない」
「それで絵を描いたらしいで。ほな、コーンフレークちゃうかー」
「今度モナカでお願いしま〜す」
と称賛の声が続々と届いた。

制作した森田さん、実はプロのプロのイラストレーター・画家で上手いのは当然である。これまでに「本田圭佑『夢ノート』」「姫路城 PRポスター」「萩原健一『Time Flies』 CDジャケット」「中山競馬場 地下通路 壁画」などのイラスト担当を務めてきた。ただ、普段は鉛筆で描いているとあって、コーンフレークを使った作品作りには「ミルクボーイのお二人の表情が難しく、作りながらも何度か挫折しそうになりました」と骨が折れたという。そのかいあって多くの反響があり「ただ感謝です」と話した。コーンフレークで描いた肖像画は「翌朝この絵?を崩して牛乳に浸して食べました。格別でした!」とのこと。

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