可愛すぎて話題! 冬でも売れる忍者アイスが名古屋城・金シャチ横丁にあった

AYA AYA

 名古屋城の横にある金シャチ横丁には「義直ゾーン」と「宗春ゾーン」の二つがあることは皆さんご存知だろうか?「義直ゾーン」は、父・家康の遺訓を守る誠実で真面目な徳川義直の人柄にちなんで、ヒノキを使った純和風の建物に、定番・老舗の「なごやめし」が集結している。一方「宗春ゾーン」は、斬新な政治方針を打ち出し、名古屋を賑わう都市にまで成長させた徳川宗春の性格にちなみ、名古屋の新しい食文化を発信するお店が集まっている。

 その「宗春ゾーン」に冬でも売れるアイスがあると聞いて行ってみた。POP OVER というカフェで、オープンしてそろそろ丸2年が経とうとしているがネット上では「手裏剣が刺さっていて可愛い」「テレビで見たことがあるけど、実物はやっぱり可愛い」と頭に手裏剣が刺さったアイスが人気だ。

 立ち上げ当初から関わっている、株式会社イデックス 新店開発室チーフの花村優希さんに話を聞いた。

 -忍者アイスというアイデアはどのように?

 「まずはお城にちなんだものを、そしてすぐに提供できるものを、ということを最優先に考えていきました」

 -食べるのがもったいないほど可愛いですが、どのように作られているのですか?

 「顔の部分は、雪見だいふくのような感じで、バニラビーンズ入りアイスをお餅で包んでいます。目はチョコチップ、頰はアラザン。手裏剣と額当ては、名古屋にある自社工房での手作りクッキー。剣はポッキーにシリアルを通してあります」

 -販売数はどのくらいですか?

 「開店当時は1日1000個の忍者アイスが売れました。販売ブースには常に4人体制で作業をしないと追いつかないほどでした。1人がひたすらアイスをほって、1人が餅で包んで、1人が目、手裏剣、剣のデコレーション、もう1人が会計係でした。今では少し落ち着いてきましたが、週末には列ができます」

 -反響はどうでしたか?

 「お客様の反応を気にすることができないほど忙しくてあまり分からなかったです。お店の周りを取り巻くように、ものすごい行列ができ、今思えば忙しすぎて顔のクオリティーが低い忍者だったということを覚えています。目が離れたりして(笑)」

 -年間を通しての売れ行きは?

 「年間を通しては、春が一番売れます。手裏剣が桜の花に変わるんです。夏は忍者アイスに加えて忍者氷。冬には忍者肉まんと、土日限定で忍者チーズドッグも販売しています。冬の忍者ドッグは飛ぶように売れていて、それと一緒に忍者アイスをセットで購入し、SNS映えの写真を撮っている人たちが多いです」

 -どんな方が買いますか?

 「外国人ウケがすごく良いです!目にされたら必ず買っていかれるぐらいです。お子さんや学生さんたちにも人気があります。名古屋城では1月13日までイルミネーションイベントも開催中ですので、ぜひ忍者アイスにもお立ち寄りいただけたら嬉しいです」

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