似てないのに、なぜか超わかりやすい…マッチョなフラミンゴのイラストが話題。描いた飼育担当者に聞いた

太田 浩子 太田 浩子

 「おはようございます。園内ではフラミンゴの見分け方を飼育員のイラストでわかりやすく紹介しています。」という長崎バイオパーク公式(@ngsbiopark)のツイートに1.2万を超えるいいね!がつき話題です。イラストは、フラミンゴなのになぜかマッチョ。さらに筋肉を披露するポーズをとっています。

 フラミンゴに似てないのになぜか妙に説得力があるこの不思議なイラストに、リプ欄には「これでグッズを作るべきwwww」や「すごい好き」、「おー。わかりやすい(洗脳済み)」「全然フラミンゴ入ってこない笑」「マッチョな必要あったのか?」「ココ、ほかにもこんな感じのイラストがあるが、脱力系が多い(笑)」「分かるんだか分からんのだかwwww」と戸惑いつつもなんとも言えない脱力系のイラストにハマる人が続出。

 この絵を描いたのは小動物担当の土田円佳さん。土田さんは昔からイラストをよく描いているそうですが、あくまで趣味の範囲で勉強などはしたことがないそうです。今回のイラストはフラミンゴ担当者に頼まれて描いたそうで、なぜマッチョなのか聞いてみたところ「フラミンゴ担当者の意向ですが、特に理由はありません」と言います。

 この3種類のマッチョフラミンゴと本物のフラミンゴの写真を横に並べてみましょう。

 ベニイロフラミンゴのイラストには「全体的に深紅色で 翼の色は最も濃い。足は薄いピンク色」(すべての漢字にルビがふられています)と解説があります。そう言われてイラストを見るとマッチョがベニイロフラミンゴに見えてくる不思議!

 ヨーロッパフラミンゴは「全体的に薄いピンク色。足も薄いピンク色」とあり、たしかに全体が薄いピンクのフラミンゴです。

 チリフラミンゴは「全体的にピンク色で足は灰色。関節と水かきはピンク色」。イラストには血色の悪い灰色の足が描かれ、写真と比べてみても特徴がよくとらえられています。土田さんも「実際のフラミンゴと同じ色使いをしているところがポイント」と話します。

 担当者に頼まれて、園内のさまざまな場所にイラストを描く土田さんですが、小動物とふれあえる施設「PAW」の担当なので、ここのイラストを描くことが多いとのことです。ツイートで話題になったことについて土田さんは「自分の描いた絵が話題になるのは素直にうれしい」と喜んでいました。動物とのふれあいやエサやりができるのも魅力の同園。30万平方メートルの広い敷地を歩きながら、土田さんのイラストを探してみて。

長崎バイオパーク http://www.biopark.co.jp/

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