感電からの救出方法はドロップキック!? 貼り紙が「正解!」「マジ正しい」と話題…真偽を聞いてみた

太田 浩子 太田 浩子

 実際に「ドロップキックでお助け」するものなのか、関西人ならメロディーなしでは言えない「関西電気保安協会」♪さんに聞いてみました。

 ──感電したらドロップキックで助けるっていうのは本当ですか!?

 会社として正式な回答ということではなく、私が43年間仕事をしてきた経験上でのお答えになりますが、今回初めて聞きました。理論上は自分が空中に浮いているので、感電することはないと思われるんですけど、ドロップキックによる被害もあるかもしれませんね。理論上はそれでいいのかなと思うんですけど、会社としてそれを推奨できるかというと…。

 ──そうですよね。そもそも上手にドロップキックするのは難しいかも(笑)

 電気には高圧と低圧があるんですが、高圧で感電した場合は瞬時に電力会社のリレーがはたらいて切れます。もうそれは引き離すとかはないですね、瞬間の話なんで。家庭などで使われる低圧の場合も、90%以上がブレーカーに漏電遮断器がついていますので、感電しても0.03秒などのかなり短い時間で切れるようになっています。感電が問題になるのは、仕事場などで漏電遮断器がついていないような場合かなと思います。

 ──基本的に周りが動く前に電気が切れるんですね。もしも感電している人がいたらどうするのがいいのでしょうか?

 たとえば手袋1枚でもほとんど大丈夫なので軍手などをつけて引き離すか、なにもなければ服をつかんで引き離すのがいいかなと思います。皮膚に触れると感電してしまいますので、洋服をつかんでというのが正しいです。電気を通しにくい木の棒とか竹竿とかがあれば、そういうもので引き離すといいです。ゴム底の運動靴などを履いていれば少々は大丈夫ですが、はだしの場合は直接触れると危険ですのでご注意ください。

 ──なるほど、やっぱりドロップキックは正解ではあるんですね! てか、それ以前に感電することのないよう、みなさん、日頃からお気を付けくださいね。

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