動物病院で里親を募集されていたチビくん。愛知県に住む浜島さんのいとこがもらってきたが、家族に反対されて飼えなくなった。その後、運命の糸をたぐり寄せるように浜島家にやってきた。
猫との出会いは運命
2014年11月、浜島さんのいとこが動物病院から保護猫をもらってきた。いとこの家では、既に数匹の犬や猫を飼っていたので、家族に反対されて飼えなくなった。「動物病院に返すことになった」という話が浜島さんの耳に入り、動物を大好きなご主人が猫を見に行った。
ご主人は、猫を抱っこして帰ってきた。
「犬や猫を飼う時ってタイミングがあると思うんです。別に猫を探していたわけじゃないのですが、この子と縁があった。運命だなと思いました」
当時のチビちゃんは、生後3カ月くらい。最初、ニコルという名前をつけてニコと呼んでいたのだが、ご主人が小さい猫のことをチビと呼んでいたので、いつしかみんなチビちゃんと呼ぶようになった。
抱っこすると「ごめんね」のポーズに
すでに浜島さんのところには、保護猫活動をしているお姉さんから引き取ったチャイちゃんという先住猫がいた。初めチャイちゃんがシャーっと威嚇した時、チビちゃんは寝転んで、お腹を見せてバンザイのポーズをした。
チャイちゃんが亡くなり、現在、浜島家には4匹の猫がいるが、チビくんは4匹の中で最も気が弱い。一緒に暮らしている猫に追いかけられることもある。しかし、甘えん坊というわけでもなく、抱っこされるのが苦手で、抱っこするとどんどん顔が下がっていき「ごめん寝」のポーズになってしまう。
「うちには猫が4匹いるのですが、チビには多頭飼いは向かないかもしないと思うこともあります。1匹でいるのが好きで、猫にも人にもべたべたしません」
