「薬飲んで、寝ろ。」のセリフで話題 薬剤師ヒーローが戦う“敵”は何なのか

石川 真之 石川 真之

 「薬飲んで、寝ろ。」-。鮮烈なフレーズとともに登場したヒーローをご存じだろうか。なんだか、ものすごく清潔感があって、カッコイイ…。その名も「薬剤戦師 オーガマン」。実はこれ、福岡県を中心に100店舗以上を展開する大賀薬局(本社・福岡市)が生み出した薬剤師のヒーロー。しかも、変身しているのは同社の大賀崇浩社長だという。

 10月10日、同社はHP上で「オーガマン」を公開した。シンプルすぎる決めゼリフと、妙に作りこまれたフォルム。突如現れたキャラクターに、ネット上はすぐにザワついた。翌日には公式ツイッターも開設され、さらにはYouTube上で悪の秘密結社の怪人・ヤバイ仮面と戦うという動画もアップされると、話題は一気に拡散。「無駄にカッコいい」「一切妥協のないデザインに説得力が増す」「たった一言でこのヒーローは信頼できると思わせるものがある」などと絶賛の声が上がった。

 反響の大きさに同社の担当者は「当社ホームページと(株)悪の秘密結社のツイッターで公開してすぐに一般の方がツイートして下さいました。取材依頼やTV出演依頼が来ております」と驚く。生み出した大賀社長も「話題になっていることを友人からの連絡で知って驚きました。とてもうれしいです。慌ててツイッターも始めたので、これからについて模索していきたいと思います」とコメント。ちなみに「薬飲んで、寝ろ」の決めゼリフも「社長発案です」とのこと。

 しかし、そもそも薬局がなぜここまで凝ったヒーローをつくったの?素朴な疑問を担当者に聞いてみると…

 「日本の次世代を作る活動を考える上で、私たち大人が向き合うのは子供たちだと考えました。子供達は普段は親世代以上から教育を受けるものですが、次世代を作るためには子供達とも一緒に前に進む必要があります。そこで、子供から大人に発信ができるもの『残薬問題(ちゃんとのんだ?)』をキャラクターを通じて行いたいと思い、オーガマンを生み出しました」

 なるほど。「『もう治ったみたいだからお薬全部飲まなくてもいいんじゃね?』と引き出しの奥底に薬をしまいこんでしまう人々。こうして飲まずに廃棄されてしまう薬は年間約500億円分にのぼるという。…これが『残薬問題』である」(同社HPより)。オーガマンは「残薬問題」に立ち向かう、正義のヒーローだった。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース