研究の実態をユーモラスにつづってもらうことで、研究者のお互いの思いや苦労を共有する場にしてほしいと実施されている同コンテスト。近年は研究環境の厳しさが増しているといわれていますが、やはり優秀作をみても「研究費獲得のむずかしさ」「徹夜実験(ハードワーク)」といったことが「鉄板ネタ」として盛り込まれているのが分かります。
一方で、今年ならではの作品の特徴もあるといいます。「応募期間がちょうど改元の時期に近かったので、元号にまつわる句が多かったです。また、タピオカ、TikTok、カメラを止めるな!など時流を反映した言葉を用いた句もありました」と広報担当者。特にここ数年は、AI関連の川柳も増加傾向にあるそうです。そういえば今年の最優秀人気作品はスマートスピーカーをモチーフにしていましたね…。
これらの川柳は冊子にまとめられて10月以降の各種学会で配布されるそうです。また、人気作品の投票結果はホームページでも紹介されています。
■「川柳 in the ラボ2019」人気作品の投票結果
https://www.thermofisher.com/jp/ja/home/products-and-services/promotions/2019/senryu-in-the-lab-2019.html