木の上の「アライグマ団子」写真が話題になっている。長崎バイオパーク公式(@ngsbiopark)が9月27日に「おはようございます、鈴なりです。」とツイッターに投稿。これに「アライグマ団子可愛い」「アライグマは団子になる。ここだけ?」と反響があった。写真を見ると確かに細い木の枝の上に複数匹のアライグマがひしめきあっているように見える。猫を多頭飼いしていると寒い日に体を寄せ合い団子状態になっているシーンを見ることがあるが、アライグマもそうなのか…。しかし、寒くはない、なぜ木の上で…謎が深まる。アライグマの団子状態について、長崎バイオパークの担当者に聞いた。
まず担当者に聞いたのはその生態。北米原産の夜行性動物であり、雑食性で何でも食べる。ただ動物園では野生とは違い、昼間でも活動している。合計29匹のアライグマがいる同パークではエサとしてドライのドックフード、時々フルーツを与えている。特に寒がりというわけでもなく、冷房は入れていないという。「恐怖を感じたことはない」が、ケンカをするときに獰猛な一面を見せることもある。
――木の上で団子になっているのはなぜ?
担当者「木の上で、まるで洗濯物のようにぶら下がって寝ているところはよく見ますが…ただし一匹単位ですね。こんなになっているのは珍しいですね。実は構造上、上の方が風通しがいいんです、それで上の方に集まったのではないでしょうか。あっちょっと待ってください。(写真を)ツイッターにアップした別の者(担当者)を紹介します」
――(改めて)木の上で団子になっています
別の担当者「アライグマは基本よく集まっています。特に冬になると寒いのか、集まっていますね。ただ、下(地上)の方で。木の上というのは珍しいとは思いますが…たまたま団子状態になったのではないでしょうか」
なぜ木の上で団子になっているか、そのはっきりとした理由は不明だが、木の上の「アライグマ団子」写真が貴重なショットだったことはわかった。