ゴミの夜間回収は「化粧も要らずどんなにラクか」

ハイヒール・リンゴのつぶやき

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 ゴミって、本当に根深い問題ですよね。最近、福岡市が夜間にゴミを収集しているというニュースを見て「すごいアイデア!」と驚きました。人件費はその分かかりますが、悪臭やカラス被害も減り、市民の満足度は97%を超えるそう。

 実際、朝の慌ただしい時間にゴミを出すのって結構大変です。例えば朝6~8時に出すと決められていれば、朝食を作って夫や子どもを送り出し、仕事に行く準備をして…となるとかなりドタバタ。さすがにスッピンでは恥ずかしいと多少なりとも身づくろいをすれば、また時間がかかります。福岡のように「日没から夜12時まで」なら仕事から帰った後にできて、時間にも余裕があり、おまけに薄暗さに紛れて化粧も要らずどんなにラクか!

 以前住んでいた賃貸マンションでは「24時間ゴミ出し可」というサービスがありました。ただ、そうなるとマナーも悪化しがち。1人が分別しないと後の人もと悪い連鎖が続き、集積所は常に異臭が漂っていました。今は分譲マンションに住んでいますが、建物の美観も資産価値につながるので厳しくルールが決められ、住民の意識も高めだと感じます。

 最近、公園や道端のゴミ箱がずいぶん減りましたよね。テロ対策もあるのでしょうが、生活ゴミを持ち込む人が多く、店内にゴミ箱を移す店も。となるとちょっとしたゴミを捨てる所がなかなかなくて、本当に困ります。やはりゴミの出し方には人となりが現れるもの。「便利」ばかりでなく、少し立ち止まって、考えなければならないように感じます。

 分別も、始まったばかりの上海では大混乱だそうですが、慣れればしない方が落ち着かないもの。例えば私がよく利用するホテルでは部屋と洗面台にゴミ箱が一つずつだけ。清掃員の方が後で分別してくれるのだと思いますが、ゴミを他人に見られるのは、正直あまり気持ちのいいものではありません。どうにかしてほしいなあ。

 そんな悩みばかりのゴミですが、もうずいぶん前、SMAP(当時)の香取慎吾君のロケ番組に出させていただいて、コンニャクの天ぷらを試食しようとした時の事。天ぷらがとても熱くて落としてしまったんです。慌てて拾って捨てようとしたら、香取君がスッと両手を差し出して「僕が捨てます」と。あ~、あれは私の人生で一番貴重な「ゴミの経験」でした(笑)

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