自分の病気、生理中…パパに早帰りして欲しい日なのに、度重なる幻滅 効果的な伝え方は?

広畑 千春 広畑 千春
普段は頑張れても、頑張れない日があるんです…(naka/stock.adobe.com)
普段は頑張れても、頑張れない日があるんです…(naka/stock.adobe.com)

 専業主婦のご家庭や、共働きでも仕事が忙しくて普段の育児や家事は妻に任せきりにしがち…という男性も少なくないと思います。ただ、妻の側からすれば、いつもなら我慢できても、「このときばかりは帰って来て…」と本気で泣きたくなることもあるはず。放置していたら激怒につながりかねない危険な兆候を聞きました。

(1)   自分が病気のとき

 一番多く聞かれたのは、やはり「自分が病気のとき」でした。5歳、2歳、0歳の子どもを育てるゆかりさん(36、仮名)は先日、夏風邪で39度を超える熱を出しました。でも、熱があろうが体が鉛のように重かろうが、子どもはお腹を空かせるし、トイレトレーニング中でトイレにも連れていかないといけない。今の季節だとお風呂も必須です。何よりうつしたら大変だとマスクを付け、クラクラする頭でお世話をしました。

 そうして何とか3人を寝かしつけた…と思ったら、「早く帰ってきて」と連絡していた夫が、夜10時過ぎに酔っぱらって帰宅。「しんどそうだし、外で食べた方がいいかな、と思って」と言う夫に、ゆかりさんは「しんど過ぎて、怒りも通り越してあきれるというか、幻滅しました。しばらく口もきかなかった」と話します。

(2)   言いにくいけどすごく大変「生理中」

 3歳の娘と1歳の息子を育てる幸さん(31歳、仮名)は、毎月、生理中のお風呂をどうするか悩んでいます。出血がある状態で浴槽に入るのは抵抗があるので「とりあえずタンポンを使い、自分はシャワーだけにしているけれど、冬は寒いし、目を離したすきに子どもがお風呂でおぼれたという話も聞くし…」。さらに、先日娘に「ママ、お尻から紐が出てるよ?」と言われてしまいました。

 夫は仕事が忙しく、帰宅はたいてい子どもが寝た後。「さりげなく『生理中はお風呂大変なの。早く帰って入れてくれたら助かるんだけど』と頼んだこともあったのですが、そのときは『そっか、そうだね』と言ってくれたものの、帰って来てくれたことは一度もありません」と幸さん。「何度も言うのもためらうし、やっぱり生理のことって男性には理解できないのかな」とため息をつきます。

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