「野球を通して人を育てることが楽しいですね。正しいことを遠回りせず、早く教えられることが理想ですね」。研修を受け、学生野球資格も回復。月2回程度で母校・千葉日大一の練習場にも足を運ぶ。
衰えない野球への情熱。広島のOB会には今も顔を出し、今年1月には広島・田中広輔内野手と同店で行われたトークショーにも参加した。「今年は調子悪そうですよね。頑張ってほしいです」。仕事の合間にプロ野球の結果も気にかける。
現職に就いて7年目。売り場では世間の野球離れを実感することもあるという。今は売り上げを伸ばし、硬式用の道具を店舗に増やすことも目標。「道具を買ってうれしそうに帰っていく子を見ると、こっちも笑顔になりますね。『よし、頑張れ』って。そういうお客さまを少しでも増やせたらいいですね」。スポーツ界の未来のために、恩返しを果たしていく。(デイリースポーツ・佐藤 啓)