フード展開で攻めまくるIKEA 今度は世界の「スパイシー」で勝負だ!

黒川 裕生 黒川 裕生

 世界中の本格的なスパイシー料理を楽しめる「ワールドスパイシーフェア」が、6月27日から8月4日まで、全国のIKEAレストランで開催される。カレーはもちろん、激辛ソーセージや白身魚のマリネなど、多彩なメニューを手頃な値段で味わうことができる。

 「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のIKEA。家具だけでなく、各店に備えられたレストランも人気で、利用客の来店動機のおよそ3割が「食」だという調査結果もあるらしい。

 これまでも年に数回~十数回のペースでフードフェアを展開してきたIKEAだが、今年は一気に年間38回という怒涛の攻勢で注目を集める。これまで以上に食に力を入れることで、利用者、リピーターを増やしていく考えだという。

 ワールドスパイシーフェアは、夏に向けた企画。目玉メニューは2種類のカレーをレモンライスで食べる「ツインカレー」(699円)で、竹炭入りのブラック、野菜だけで作ったキーマ、豆と野菜中心のサンバル、辛味と酸味が強いラッサムの4種類から選ぶ。

 その他、ピリ辛チキンにブルーチーズソースを添えた「バッファローチキンウイング」(399円)、南米で食べられている白身魚のマリネ「セビーチェ」(399円)、ニュージーランドの放牧牛を使った「ローストビーフ マンゴーサルサ添え」(1290円)、激辛の「ファイヤーソーセージ」(199円)などがあり、味付けはどれもかなり本格的なのが特長だ。IKEA神戸のキッチンマネージャー川村岳史さん(45)は「特にカレーは、日本ではなかなか味わえないマニアックな味に仕上がっている」と自信を覗かせ、「激辛もあれば、爽やかな辛さもある。いろんな辛さを気軽に楽しんで、暑い夏を乗り切ってください」と呼び掛けている。

 なお、IKEAビストロでは、植物性食品をフィーチャーした「プラントベースフードフェア」を7月15日まで実施中。肉を一切使わない「ベジドッグ」や、フルーツだけで作ったソフトアイスなど、「植物由来の体にも環境にも優しいメニュー」(担当者)を用意している。

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