畳の縁でネコちゃんがくつろいでる! 斬新デザイン話題…伝統破ったメーカーの思いは…

広畑 千春 広畑 千春

 とはいえ、本来の畳縁としての売れ行きはやはり古典柄の方が多いのだそう。実際、岡山市内の40代の畳店主は「変わった柄を選ぶのは、カフェなど飲食店やペットショップがほとんど。一般家庭だと、ネコ好きの人が肉球柄の畳縁を選ぶぐらいで、やっぱり無難な色柄を、という人が多いですね」と打ち明けます。かわいいものは子ども向けイベントやプレゼント用に使う程度と言いますが、「今、業界は市場縮小と職人減の二重苦。でも畳の良さが見直されているのも感じる。おしゃれな畳縁をデザイン性が高い正方形の琉球畳や格子織の畳表と合わせるなど、新しい世界が広がるかも」と期待を込めます。

 こうした声に担当者の方は「伝統は伝統で大切にしながら、いろんなニーズにこたえ、畳や畳縁の楽しさ、可能性を提案していけたら」。かくいう記者も、畳にゴロ寝&い草の香り大好き派。さらにこれからは、畳縁にネコがいないかもチェックします!

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