「ズルい名刺」ブランディングに効果的 社長やコンサルに人気

桑田 萌 桑田 萌

 「自分の強みが分からなかったんです。だけどあるとき、僕の名刺のデザインやイラストを見て、それに反応してくださる方がいることに気づいたんです。その経験から『名刺を専門にしよう』と決めました」

 今や名刺一筋のくわたさんだが、「本当は名刺なんて必要ないと思うんです」と話す。

 「基本事項しか書かれていない名刺で、決まり切った会話しかできないなら、名刺よりむしろ、自己開示が可能なSNSで友達になった方がいいと思います。だからこそ、せっかく交換するなら、印象に残るような名刺にした方がいいと思うんですよ」

 名刺制作を通じて、多くの経営者のブランディングをお手伝いしてきたくわたさん。今後、子ども向けワークショップの開催も視野に入れているという。

 「子供って、したいことや夢がいっぱいありますよね。それを口にするだけでなく、あえて名刺にして配るんです。すると大人になったとき、『そういえば、あのときあんなこと言ってたよね』と誰かが思い出してくれるかもしれない。そんな夢の開花をお手伝いしたいです」

 自分自身の強みが分かり、コミュニケーションから仕事にも役立つ「ズルい名刺」。もしかすると、あなたの夢も叶えてくれるかもしれない。

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