また、同容疑者が「黒っぽい手袋」をしていたことにも注目。小川氏は「凶器を使う時に手が滑らないことや、自分の指を切らないよう、事前に準備していたとみられる」とし、最後に自傷行為に及んだことには「自分で首を切っても死ねないことが多い。それが確実に死んだということは、相当、強い意志があったということ。あらかじめ自殺することも決めていたのだろう。自ら死ぬことも容疑者の計画性に入っていたのだと思う」と心理を推測した。
さらに、同容疑者が自宅を出た際、近所の人に普段はしない挨拶をし、駅方向に走って向かったという報道について、同氏は「自宅を出た際には既に凶器を所持しており、『今日、やる』という強い意思と計画性を伺うことができ、ある種の興奮状態であったのではないか」と付け加えた。