タピオカの勢いが止まらない。チーズティーやパフェなど、進化系も登場

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 2018年下半期に怒涛の勢いで新店舗がオープンし、連日行列を作った「タピオカミルクティー」専門店。台湾の「春水堂」が生みの親とされる、このドリンクを飲むことを「タピる」、いろんなお店を訪問することを「タピ活」などと言い、「タピる」は2018年のJC・JK流行語大賞コトバ部門1位にランクインした。

 こちらの専門店オープンラッシュが、2019年も勢い止まらず、大阪や神戸のカフェチェーンも参入。定番の黒糖タピオカ+ミルクティーだけでなく、オリジナルのタピオカドリンクを販売する店舗も増え、タピオカの入ったチーズティーや、インスタ映えするパフェも登場するなどメニューが進化している。

 4月に参戦した「ミスタードーナツ」(本社:大阪府吹田市)は、26日からタピオカドリンクを発売。これについて、同社の運営開発部近畿地域支部長の新井成彦さんは、「タピオカドリンクがブームと言っても、ほとんど都市部の若い女性に限られていると思う。我々は郊外にもショップがあり、子どもからお年寄りまで訪れるという強みを生かして、まだタピオカドリンクを飲んだことがない人に、その良さを伝えたい」と話す。

 メニューは、黒糖+ミルクティーや、マンゴータピオカ+オレンジジュースなど4種類(各486円)。なかでも徹底的にリサーチしたというタピオカは、「ポン・デ・リングを思わせるもっちり感を追求しました」と自信を見せる。同社は大阪をはじめ全国7カ所にデコレーションショップを導入し、一層の訴求を図るという。

 また、焼きたてチーズタルトで観光客にも人気の「パブロ」。こちらが手がけるタピオカチーズティー専門店「タピチ」(大阪市浪速区)は5月1日、大阪・難波にオープンした。週末には多くの女子学生や主婦、観光客が訪れる。

「チーズティー」も台湾発祥とされ、お茶の上にチーズクリームを乗せたドリンク。現在台湾をはじめ、中国などアジアを中心に世界でブームとなっており、「パブロ」でも2018年より販売。ファンもじわじわ増え専門店に、と誕生したのが同店だ。

 チーズティーは、ドリンクのうえからパブロのチーズタルトと同じクリームチーズやミルク、塩などをあわせて泡立てたきめ細やかなミルクフォームを注いだもので、ドリンクや自家製シロップで漬けたタピオカの甘さとチーズミルクフォームのほどよい塩気がマッチ。1度味わうとクセになる新感覚がウリだ。

 一方、神戸では旧居留地のカフェ「ユルト神戸店」(神戸市中央区)に「タピオカボンボンパフェ」が登場し、期間限定で味わえる。「ボンボンパフェ」は、韓国発のスイーツで、タワーのように贅沢なフルーツの盛りつけと、そのかわいらしいフォルムで人気のパフェ。下層のフルーツジュレにタピオカを入れ、フルーツとタピオカ色の組み合わせが、見映えでも楽しめる1品に仕上がったという。

 ちなみに今後のオープン予定は、タピオカミルクティー発祥のカフェ「春水堂」のティースタンド「TP TEA」で、6月4日に商業施設「阪急三番街」(大阪市北区)に開店。アレンジの幅広さと見た目で若い女性のハートを鷲掴みにするタピオカドリンク。まだまだブームは続きそうだ。

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