深夜のコンビニは要注意、自宅近くで防犯ブザー携帯を 横浜刺傷事件を受けて女性に警鐘

小川 泰平 小川 泰平
女性が刃物のようなもので刺された現場周辺を調べる神奈川県警の捜査員=11日午前10時53分、横浜市神奈川区(写真提供・共同通信社)
女性が刃物のようなもので刺された現場周辺を調べる神奈川県警の捜査員=11日午前10時53分、横浜市神奈川区(写真提供・共同通信社)

 まずは「人通りのある通りを歩くこと」だという。小川氏は「夜間は特に近道をしないこと。ショートカットになる路地は極力避けて欲しい。また、最寄り駅から家までの間で逃げ込める家や店を日頃からシミュレーションしておくことも必要」とした。さらに「歩きスマホ、イヤホンで音楽を聴きながら歩いている人はひったくりや痴漢の被害に遭うことが多い。人の気配に気づかないからです」と注意を呼び掛けた。

 その対策として「防犯ブザー」を挙げた。小川氏は「1人の女性が防犯ブザーを鳴らさなければいけない事態は1年間でもほとんどない。1000円くらいで買えるが、使う機会がないので、持っていても電池が切れていたり、カバンの底に入っていたりで、いざという時に使えないことが多いのも事実。犯罪者は音や光を非常に気にするので、夜道を歩く時は、例えば自宅まで最後の200メートルだけは防犯ブザーを手にして歩く癖をつけてもらいたい。スマホのアプリでも防犯ブザーはあります。自宅が見えてきた時が一番安心して気を許すので狙われやすいからです」と説明した。

 また、同氏は「深夜に1人でコンビニに入って買い物することも極力控えた方がいい。弁当を1つだけ買っていると“一人暮らし”であることが分かってしまうし、(弁当を温めるなど)コンビニは一般的に自宅の近くであることが多いので、狙われて後をつけられる可能性がある」と指摘。「もちろんコンビニを利用する必要はあるわけで、夜間に買い物をする時はそのあたりも意識しながら、いつもとは違う店を選ぶなどの注意が必要でしょう」と、慎重な姿勢の必要性を語った。

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