今年の「ワイン電車」は人気漫画「神の雫」とコラボ 近江鉄道の企画列車

山本 智行 山本 智行
4回目を迎えた近江鉄道の「ワイン電車」
4回目を迎えた近江鉄道の「ワイン電車」

 気に入ったのは「ロッソ・ディ・トスカーナ」というイタリア産の赤。なるほど「軽やかで程よい酸味が特徴」という説明に納得だ。もっとも「神の雫」ファンならワインの銘柄をみると、どんなシーンでどんなセリフを言ったのかを思い出し、きっと2度楽しむことができるのだろう。

 今回のコラボを企画した近江鉄道・鉄道営業課の古川尊士さん(39)はワインレッドのシャツが似合うナイスガイ。人気漫画との組み合わせだけに権利関係をクリアするのも大変だったと想像するが「これからもハードルの高いものにチャレンジし、喜んでもらいたい」と意気込んだ。

 12月1、8日には作品に登場する「本間チョースケ」のモデルとなった本間敦さんも乗車予定だ。本間さんはシニアワインアドバイザーで、イタリアワインの怪人とも称される人物。ワイン通はもちろん「神の雫」ファンにとってもたまらないはずだ。

 昼は近江路の紅葉を楽しみ、夜はワイン電車。さらに飲み足らない人には沿線の居酒屋とのコラボ企画もある。ワイン電車は木~土曜日の運行、食事と近江鉄道電車全線乗り放題がついて1人4900円。問い合わせは近江トラベル予約センター(0749-24-8103)に電話を。

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