リアル「鹿の王」誕生の瞬間? あまりにも神々しいエゾシカの写真が話題

黒川 裕生 黒川 裕生

 1頭の鹿をぐるりと取り囲み、一斉に頭を垂れている(ように見える)たくさんの鹿たち。まるで玉座の王を称えているかのような神々しい写真が、GW中にTwitterで注目を集めました。映画の一場面を思わせる構図と、「エゾシカキングが誕生してた。これはディズニーでしょ。」というつぶやきには、「すごい絵力」「祝え!新たなる王の誕生を!」など多くのリプライが。投稿したさわのじ@一次創作原稿(@sawanoji_tr)さんに、撮影時のお話をうかがうことができました。

 さわのじ@一次創作原稿さんによると、この写真は5月2日午前10時半ごろ、家族とドライブ中に北海道の斜里町にある知床エゾシカファームで撮影したものだそうです。さわのじ@一次創作原稿さんは帰省中で、もともとこの近辺が地元なので特にエゾシカが珍しいというわけではなく、休憩のために立ち寄ったときにこの光景に遭遇したのだとか。

 「鹿が乗って、周りを囲んでいるのは餌の牧草ロールです」と、さわのじ@一次創作原稿さん。「エゾシカはジャンプ力のある動物なので、牧草ロールに飛び乗って食べていたところを群れに囲まれてしまい、下りるに下りられなくなったのだと思いますが、構図的にディズニー映画の『ライオン・キング』のようになっていて面白かったのでiPhoneで撮影しました」

 なるほど、周囲の鹿たちが頭を垂れているのは、別に平伏しているわけではなく、餌を食べるためだったのですね。それにしても思わず笑ってしまうほど見事な構図です。2015年に本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説のタイトル、「鹿の王」というワードを反射的に思い浮かべてしまった人もいるのでは?それは私です。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース